ドッツゥアウアー、最初の曲は余裕だぜ!と思ったら結構つまずいており、なかなか合格が見えない櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
いやもう、自分的には「楽譜に指番号が書いていないのに弾ける!」ということがすでに大事件大進化花マル大合格なのですが、そうは問屋が卸してくれません。
今回特に注意されたのは・・・テキトーに指を伸ばして弾いていた「広い形」です・・・それダメ。
こちらの一曲目、113 Violonecello-Etuden
まずははい、練習の成果を見せてもらいましょうか、って感じの圧が毎回つらいのですが(練習あまりしてないから)、しぶしぶ弾き始めます。
今回は早いテンポでメトロノームを設定され、もう、とにかく追い付くのが精一杯と言う状況どうにか最後まで弾きましたところ・・・
(テンポ早く弾くと、ダメな所が相当ダメに浮き彫りになるという効果がある)
広い形は「小指を必死で伸ばす形」ではない
先生:櫻田さん、広い形のところ、やってもらっていいですか?
櫻田:(ギクッ)え、えっと、広い形ってどこ・・・
そうです、広い形をほとんど意識しないでやってるので、どこが広い形だったか分からないのです・・・あぁ、小指必死で伸ばしてるところだ!
広い形は「小指を必死で伸ばす形」ではありませんっ!
いや、頭では分かってるんですけど、テンポ早いし、広い形がメチャクチャになって、ただ音程だけ合ってればいいだろうという「当てに行く形」になっていまして・・
先生:広い形を説明して下さい。
櫻田:えっと・・えっと、ぐーっと、こう、ぐーっと指を伸ばす感じで・・・あー・・・
頭でも分かってないじゃん(汗)
開放弦からの広い形は「スタンプバーン」
・人差し指を伸ばした「広い形」を作る(2,3,4は間隔を変えない!)
・指板の上の指定の位置にその広い形を置く(親指の位置をガイドに)
今回、直前が開放弦なので、人差し指を起点にできないがつらい。
#人差し指を合成してます
それだけですっ!とな!
(いつも「だけ」って言われるとその「だけ」ができない「だけ」なんです!って心の中で・・・)
で、実際やってみると・・・人差し指が浮いてる・・・それも毎回。
先生:開放弦で広い形作って準備して・・・・はい、人差し指浮いてるっ!ダメッ!だから・・・
スタンプバーンですよ、スタンプバーン!
櫻田:ぽかーん→爆笑→矯正のゴムが切れる(歯科矯正中)→さらに爆笑
櫻田:先生!今回のレッスン記事のタイトル決まりました!←喜んでいる場合じゃない
「広い形はスタンプバーン!」
開放弦からなので、広い形を作って、スタンプのように、バーンと指板に落とす。スタンプが端っこだけかすれてちゃダメでしょ?
#よく形を作って指板に落とすだけ、「だけ」って言われますよね・・・。
ということでまとめると。
#ちなみに、広い形から戻る時に正確に戻れなくて、次の音が狂いがちだったりもするんですよね・・・。
あーゴム切れる程笑わすの、ほんと反則です。
では、皆さまもご一緒に「広い形はスタンプバーン」
チェロを楽しく続けられているのは先生のお陰です、ありがとうございますっ★
注意
広い形(拡張)は、
1)1の指を広げるだけ
2)1は残り親指が移動して2,3,4がみんな移動する
に分類され、今回は2)の場合の、さらに開放弦からなので、一度指板から全ての指が離れてからの(さらに移弦して!)「広い形」が、今回の案件なのかと思います。
ゆえに、空中で広い形の「スタンプ」を作り、移動させた親指の位置を頼りに「バーン」するしかない!
<参考>
「生徒さん達の、音程があやしくなる時の、90%が拡張の形なのです。」←①より
「大変多くの間違えは、親指が動かない事です。」(1の指は残る系)←櫻田
Cello Sotry:拡張の形について思う②より
「探しに行くような音の取り方をしない」←櫻田
チェロの奏法:3. 左手・フィンガリング 基本その2より