はい、今回もレッスンで打ちのめされて来た櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
・鈴木鎮一チェロ指導曲集3「7.メヌエット第3番/バッハ」
あー私ってチェロ向いてないのかも〜って、ふと思うのも毎度お馴染みになって来ました(笑)
音階の音程がひどいですねぇ・・・
前回から、1オクターブ伸びて、5th ポジションまで弾くようになった音階。
音程がずれまくっている・・・のは、伸びた部分だけではなくて、なぜか1st ポジションの音。
なぜ・・・orz….
先生:1stポジションの時から、2の指が3の指にくっついてますよ!
こう、等間隔に開いて下さい!
櫻田:ご、ごめんなさい・・・ギブス頂いたのに・・・ダメな生徒でごめんなさい、先生っ!(スポ根ものふうに)
先生:櫻田さんは「音を当てに行ってる」んですよ。
あーうー、そう、こう、やみくもに、100回やれば80回くらいは正確に弦を押さえられるんじゃない?的に押さえてるんです。
でも、100%押さえられるようになる方法があることを、散々教えて頂いているんです。
それは、指の形を常に等間隔で一定にして、親指を常に正確な位置に置き、上から指板へ振り落とせばいい。
ポジション移動しても、親指さえ正確な位置に移動できれば、指の形はいつも一緒だから、毎回必ず同じところを押さえられるから、同じ音が出る。
あと、移弦する時、左指が平行移動できなくて、音程が外れて行くこともしばしば・・・。
ということで、何番線でもいいから、チューナーを見ながら正確に音を出す訓練を指示頂きました。
とりあえずは2番線で
ミファミファミファミファミファ・・・(1,2,1,2…..)
ファファ#ファファ#ファファ#ファファ#ファファ#・・・(2,3,2,3…..)
ファ#ソファ#ソファ#ソファ#ソファ#ソ・・・(3,4,3,4…..)
というのを、音程が正確になるまで練習すれば、自然と指の形が固まりますよと。
やります、やらせていただきます、頑張りますーーっ!
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また、レッスン終ってからもう一つの原因に気付きました。
最近家でピチカート練習をすることが多いですが、ピチカートだと音程がきちんと確認できないので、正確に位置を押さえなくても、どうにかそれっぽく聞こえてしまって流してしまう・・・
ピチカート練習はそこを意識してやらないと、悪いクセがついてしまうのかもしれません。
バッハのメヌエットNO.3
さて、完璧ではないけれど、それなりに音符通りに弾けるようになったメヌエット。
先生:この曲のイメージを教えて下さい。
この質問、苦手なんですよね・・・でも、そこがないと音楽を奏でている意味がないっ!
櫻田:前半は太陽の下でティーパーティー、後半は曇って来て若干ムードが下がったけど、また晴れて来て良かったね、みたいな。
(なんか、軽い解釈だなぁ)
とりあえず櫻田のどんな解釈やイメージも、肯定して受けとめて、短調だからそうですね、など解説して下さいます。
で、先生のイメージは?
先生:前半は櫻田さんと同じ、あたたかいところのイメージ。後半はね、氷の世界。氷屋さんの透明な透き通った氷ね。櫻田さんの演奏だと、家庭用冷凍庫の氷。
櫻田:あぁ、白いやつですね、不純物が雑音として出てる感じ・・・
その他にも、氷の女王、アナ雪、
可憐な少女、いや、少女っていうか高校生くらい、幸薄そうな感じ・・・など、先生の豊かなイメージを聞き膨らませます。
先生:前半の長調は跳ねるような活発な感じ、後半は音をつなげるようなつもりで、透き通った世界を表現して下さい。
うーん、前半はこんな感じだな。
それを音にするべく・・・弾くのだけれど・・・どうしても元気よく威勢良くなりがちで、なめらかな、繊細な音が出ない。
むしろこうなる↓
・やわらかく弾こうとして、ふわふわと単に力が抜けて音がかすれる
・左手もつられて力が抜けて音が悪くなる
=音の雑味が増える→不純物倍増!ますます冷蔵庫の氷!汚い音!
ますます柔らかくなめらか、から遠ざかっていく・・・。
先生からのアドバイスが飛びます。
・移弦、弓のアップ&ダウンの切り返しをなめらかにして下さい。
・弓は弾きやすい場所を使うのではなくて、出したい音に適した場所を使いましょう。mpの柔らかい音は、弓先ならもっと簡単に出ますよ。
なるほど!
・音の途中で弓を加速せず、常に一定の速度を保って下さい。長い長いスラーを弾くような感じです。
#書き込みの字が汚い
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ということで、今週末の練習は、ひたすら「指の形」・「美しく澄んだ音」を集中して練習したいと思います。