マレックさんwith大人チェロ会.3レッスン編★大人になって始めたからこそ!

さらに熱さを増していく、マレックさんの「大人になってからチェロを始めた人」たちへのレッスン!

大人になってからチェロを始めるなんて遅過ぎるよな・・・と思っている方に是非読んで頂きたい、励まされるメッセージがたくさんありますよ!

大人になってからチェロを始めるアドバンテージとは!

さて、来日前のインタビューで「1.大人になってからチェロを始めた人、始めようとする人へのメッセージをお願いします」とリクエストしました。

マレック・シュパキエヴィッチさんインタビュー前半★大人がチェロを始めるメリット/なぜチェロを選んだのか等

あの時、もっと伝えたいことがあったけれど、うまく話せなかったんだ、と話し始められました・・

12歳の才能ある生徒がいるんだけど、彼に音楽で表現すべき「人生の難しさ、複雑な感情」をどう伝えるか、苦労することがあるんだ。

ドラマチックな感情を彼に理解してもらえるか・・・「明日で世界が終わるような」って言っても12歳には???でしょ。

うなづく30代〜60代の大人たち。そこでマレックさんはこんなふうに問いかけるのだそう。

「ママに”iPhone一週間禁止!”って言われたらどう感じる?」

「OH NO—–!」

まさに”この世の終わり”のような表情で叫ぶマレックさんに、みんな大爆笑(笑)確かに12歳にはこうでもしないと伝わらないよね・・。

「I Love you」をどう伝えるか、という話を彼とするのもまた難しいんだ。

そんな若い頃、どうやって「愛しているよ」って言えば良いかなんて、考えなかったですよね・・・20代、30代、40代の今になっても難しいのだから。

小さい子供は、鳥のひなのように、口を開けて餌を待っているような状態。

the art of giving、与えるということ、the art of loving、愛するということ、がどういうことなのか、教えるのはとても難しい。

英語はペラペラだけれど、「I Love You」の持つ意味がわからない・・・チェロを弾く技術のある12歳は、そんな状態なんだ。

でも、僕たちの年代は豊かな経験があるから、与えることや愛すること、愛が持つたくさんの意味を知っているよね。

英語はペラペラじゃなくても「I Love You」の伝え方で豊かに愛情表現ができるように、チェロの技術がなくても、豊かな音楽を伝えることができるんだよ。

テクニックが足りないことにとらわれないで、できる範囲で、どうしたらその豊かな感情をシェアできるか、考えて演奏できるんだよ、僕たちは

キューン・・・・

さらに、大人チェロ会について、こんな嬉しいコメントも♪

だからこうして、会員の皆で集まって、一緒に練習して、聴き合って、シェアして、エナジーを分かち合うことは、とても素晴らしいことだと思うよ!

あーもう、こんな怪しげなネット上の会に、たくさんの方が集まってくださって、忙しいなかいらして下さったおかげです・・・現在会員番号「otona104」まで行きました大人チェロ会、拡大には走らず、中身を充実させていきたい、改めてそう思いました。

フジ子・ヘミングさんから学ぶこと

【参考】マレックさんは、2016年3月にフジ子・ヘミングさんと東日本大震災後5周年で共演されてます Marek Official(その時の写真と記事)

フジ子・ヘミングさんは68歳の時に一躍有名になった。

彼女はそれまでに50年以上ピアノを演奏されていて、もし有名にならなかったとしても、彼女はピアノを弾き続けていると思う。

なぜなら、彼女はただ、ピアノで表現したいことを内に持っているから。

She just has a voice inside.

僕たちにだって表現したいことがあるはずだよ。

他人がどう思うかとか、上達してるかな、ということにとらわれず、まず自分が楽しんで、表現したいことをシェアして欲しいんだ。

親に言われて幼少期からチェロを始めた子供とは違って、私たちには「チェロを始めた理由」が自分の中にありますよね。

大人になってからチェロを始めるのは、時間の捻出や心理的な抵抗感など、ハードルは高いです。

それでもなお、チェロという、バイオリンより値段が高い(笑)上に、老体には持ち歩きがツライ大きな楽器を敢えて手に取ったのは、たとえ明確に言葉にできなかったとしても、心の奥から湧き上がる、強くエモーショナルな理由があったから。

だから「私にはそんな表現したいことなんてない・・」というのはウソだと思います。だったらこの歳でチェロなんて始めていないと思うんです。

大人になってからチェロを始めて、技術的な壁にぶつかりまくって苦しんでいる方は多いというか、櫻田を含めてみんな苦しんでいると思います。

でも、そのピュアな気持ちを思い出して「上手に弾かなきゃいけない」「音外してる自分に音楽を表現する資格はない」とかいう心の縛りを解こう!

そんなふうに思わせてくれたマレックさんのレッスンは、なんだか心のレッスン、人生のレッスンのようでした。

ちなみに、現在85歳でいらっしゃるフジ子・ヘミングさん。今なお現役いらっしゃる理由をマレックさんから伺いました。

「猫のエサ代のためにピアノを弾いてるのよ。」

↑フジ子・ヘミングさんが描かれた猫の絵

たくさんの猫を飼われているそうで、動物愛護家でもあるそう。

とてもチャーミングなコメントですよね。

#蛇足ですが、大人チェロ会では、アイコンに猫が入っている愛猫家が多いです。

最後に彼女の素敵な言葉を紹介させてください。

私はミスタッチが多い。直そうとは思わない。批判する方が愚かしい。

一つ一つの音に色をつけるように弾いている。

ね、ね、なんだかひとり部屋にこもって、直さなきゃいけないあれやこれやを忘れて、思うままにチェロを鳴らしたくなってきませんか?

そういう気持ち、持ち続けたい、伝えたい、共有したい・・・・あーすみません、自分が書きたいことが溢れ過ぎて長くなってしまったので、あとちょっとだけど、次回に続く!

あと、あと、マレックさん、好きだーーーっ!ありがとうーーーーっ!

#イケメンだから好き、なだけじゃないZE!