大人チェロ会Pさんと櫻田でお師匠様を囲む会@金沢レポ

先週金沢に旅行して参りました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

って、チェロブログ以外も読んで下さる方は「それ聞き飽きた」というところかと存じますが、櫻田が金沢行きを最終的に決めたのは、実は現地にいらっしゃる大人チェロ会の有名人Pさん(大人チェロ会内でのレッスン連載が大人気!)にお会いしたかったからなのです。

#雪が降って・・・兼六園が最高にファンタジーで、大はしゃぎ!素敵なプレゼントを頂きました。

さらに、Pさんのスーパー面白い(本当はスゴイ方だということが全然分かってない)お師匠様にもお会い出来る!ということで、これはもう金沢行き決定!となりまして。

有り難いことに宴の席をアレンジ頂き、生2杯で調子良くなったところで日本酒まで飲んでしまい、実は後半記憶が途切れがちという失態(しかもお師匠様ノンアルコール!)

ごめんなさい、すみません・・・スーパー楽しかったです美味しかったです、いや、あぁ、ごめんなさいーっ!

ま、なんて言うんですか、マジ素敵な方でした、お師匠様!

チェロ始めて良かった、大人チェロ会始めて良かった!これからも長くずーっと続けていこう、そうすれば、きっとまたどこかで素敵なお師匠様と再会出来るはず!

と、いろんな意味でいい気分でホテルに戻りつつ、金沢駅のセブンイレブン(半端ないレジの台数と大行列にびっくりした)でビールとシュークリーム買って部屋でひとり二次会しました。

お話しメモが残っているのだが・・・暗号か?

さて、宴中、自分が酔い始めている=そのうち記憶が飛ぶ ことを悟った櫻田は、スマホにメモをとっていました(いや、飲むのを止めるでしょ普通)

大切なことを忘れてなるものか・・・ここにそのメモを書き写してみます。

・たいら
・コントラバスはタンス
・毎日弓をまて(恐らく「もて」とフリック入力したかった)
・食べまっし しまっし
・農協記念日
・ベネズエラ子供
・心が貧乏だったらダメ
・禅の修行じゃない

一部なんとなく分かりますが、全く意味不明なものもあり、酒を呪えど記憶はあやふや。

有り難いことに、Pさんの詳細なレポが大人チェロ会サイトにアップされたので助かりました・・・ありがとうございました。

「たいら」については後日ご紹介したいと思いますが、今日は一つお話を紹介させて下さい。

毎日弓だけ出して持つだけでもいいんだよ

相変わらず練習量が少なく、なかなか上手にならない櫻田。

「だって家は楽器不可なんですぅ〜。週一回しか練習できない(しないだけだろっ!)けど、手っ取り早く上達したいんですよ〜。師匠、どうしたらいいですか〜♪」

という相当失礼な絡みに対し(すみませんごめんなさい)、お師匠様から思わず目がまんまるになるようなアドバイスが!

師匠:毎日弓だけ出して持つだけでいいよ。全然違うから。
(すみません、関西弁が表現できず標準語に翻訳してます)

櫻田:えーーーーっ!?持つだけでいいんですか?はい、持ちますっ!

師匠:毎日椅子に座ってチェロ挟むだけ、弾かなくてもいいよ。
(すみません、関西弁が表現できず標準語に翻訳してます)

櫻田:えーーーーっ!?挟むだけならイケます!はい、挟みますっ!

えーほんとですかーっ!?みたいな反応しちゃったのですが、 実はそれピンと来るっ!って思ったけれど、そう言うとなんだか軽々しいような気がして、さらに酔ってて、ろれつ回ってなかったと思います。

最近、脳の仕組と身体の構造とか、無意識とか心理学とか大変興味があって勉強しているのですが、「触れる」って、それだけで間違いなく、身体や脳に変化を起こすなとピーンときまして。

実際、思わず「暗譜くらいするか」「ピチカートで一曲やるか」ってきっかけにもなりますしね。

ということで、とりあえずレッスンや練習から帰って来たら、弓を外に出しておくことにしました。

でも、なぜコントラバスはタンスなんだろう。

追記:ということで、Pさんから「こずえさん、記憶、本当にないんですね・・」と心配されつつフォローを頂いていました。

Pさん:いや~、師匠、よくそこから音大へ入れましたね?

師匠:いやいや、チェロとコントラバスはまあ比較的入りやすいんや。コントラバスなんて、オケで、ある指揮者に、おい、そこの家具、タンスみたいなの抱えてる人たちって、呼ばれてたぐらいなもんやからな。

Pさん&櫻田:タンス? www

ということでした!

Pさん、毎回フォローをありがとうございます★すみませんっ!

音楽の垣根を・・・

不景気になれば真っ先に切られるのが「芸術」だけれど、苦しい時だからこそ、人の心に芸術がもたらす笑顔、喜び等の大切さ、そしてご自身の(音楽の)使命に気付かれた、というお話を、お師匠様のリアルなご経験と共に伺いました。

ヨーロッパの楽団で主席チェリストでいらっしゃった頃の「どこにでも音楽があった」というお話しから、日本における「芸術の垣根の高さ」を指摘され、「音楽の垣根を低くしたい」と、それを実際に形にして、金沢で続けられているということ!

有言実行!さらに継続!かっこいー!

で、櫻田語りに入りますが、チェロでもバイオリンでも、アイドルでもJAZZでも、弾く側でも聴く側でも、「音楽」を通じたコミュニケーションが持つパワーはすごいと思っていて、これからそういう「繋がり」がより重要になって行くんじゃないかと勝手に思っています。

一方的に誰もが好きそうな音楽を聞かされるというTV時代から、ネット時代、そして今後のAIがどう世の中を変えるんだ?的なところ辺りでも。

そういう時に、あらゆるジャンルの音楽の垣根が低く、リアルに触れられる気軽な環境があれば、より「自分の魂にピタッと来る」音楽に出会うチャンスが広がる。

それが人の救い、一つの拠り所、大げさですが宗教みたいな存在となって、その垣根の低いコンサート会場やゆるいオンラインサロンが、教会やお寺の役割を担う・・・あら、妄想が過ぎたかしらん。

今までクラシックなんて全然興味なかったのに、たまたま素晴らしい演奏に出会って、突然チェロを始めた!という大人チェロ会のメンバーのお話も何度か伺いました。

皆さま、以前のチェロがなかった生活と、現在のチェロのある生活・・・どんな変化がありました?

まあ、爪が短くなりましたね。

とーーっても楽しいひとときをありがとうございました!

クラシックっていろんな意味で垣根が高いと感じていて、聴くのも弾くのも、どんどん垣根が低くなればいいなって、ずっと思っていたので、お師匠様の言葉にぐわっと心がワシづかみにされました。

実際は9割くらいは、関西弁お師匠様のユーモア溢れるトークに笑わされ続けたのですが。

ちなみに、お話は恐らく30%くらいしか理解できていない上に、かなり自分に都合良く解釈し、ひとりで盛り上がり過ぎておりますこと、お許し下さい。

改めて、このような素晴らしい席をご用意下さったPさんに、心からお礼を申し上げます。Pさん、東京にいらした際には、おいしいところにお連れしますっ。Pさんご自身のお話も伺いたいです!

ということで、いつの日かお師匠様にご指導頂ける日を夢見て、毎日弓持ってから寝まーす!

←いや、毎日練習しろ

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