マリオ・ブルネロの弾き振りに魅了される@紀尾井ホール MARIO BRUNELLO

大人チェロ会某YAMA○A部こたろうさんにお誘い頂いて、イタリア人チェリスト、マリオ・ブルネロさんを迎えた、紀尾井ホール室内管弦楽団 第114回定期演奏会に行ってまいりました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

めちゃめちゃクラシックにお詳しいこたろうさんの、オススメのチェリストさんと聞いたら、行かずにはいられません。

↓こたろうさんは「ろ」の方です。

色彩豊かな演奏に心はずみ、そして、優しく澄んだ音色に幸せを頂きました。

マリオ・ブルネロさん

クラシック知識の乏しい櫻田、存じ上げませんでした。

FaceBook:Mario Brunello わりと更新されてるよう

こんな雰囲気のイタリアオヤジに優しく口説かれたらイチコロだよね、という、えぇすみません、そんなことを妄想してしまうような、素敵な方です。

ちょいワルっぽいかなと思いきや、ワルさはどこにもなくて、穏やかな優しさに溢れた方でした。

1960年イタリアのヴェネト州カステルフランコ生まれ。1986年チャイコフスキー国際コンクール優勝。

ゲルギエフ、テミルカーノフ、シャイー、ムーティ、ガッティ、ジョン・アクセルロッド、チョン、小澤、アバドらの指揮のもと、ロンドン・フィル、ミュンヘン・フィル、フィラデルフィア管、マーラー・チェンバー・オーケストラ、フランス国立管、N響など世界を代表するオーケストラと共演している。

紀尾井ホール:紀尾井ホール室内管弦楽団 第114回定期演奏会より

指揮者としての活動も精力的にされていて、今回は指揮もされるとのこと。

富士山など、世界の山々、アウトドアで演奏されているようです。

ちなみに、大人チェロ会でおなじみのあのM先生も、富士山で弾いてらっしゃいましたね・・・YO-YO MAも最近ありえないところで演奏されてるし、厳しい自然は芸術家を惹きつけるのでしょうか?

そんなブルネロさんの演奏は・・・

澄んだ濁りのない音が描く美しい絵画のような音楽

でした。

ヴィヴィットなパキパキした絵ではなくて、鮮やかなんだけれど、心が落ち着くような配色の絵。

「サントペテルブルクにある教会の中で万華鏡を覗くようなプログラム。互いに映し合いながら新しい色彩や形を作り出す」by ご本人

あぁ、教会の中で万華鏡ってすごく納得です。4曲がそれぞれまた良くて・・省略・・・サントペテルブルク行ったことないけど。

主張や個性がバンバン出てる感じではないんですよねぇ。

愛?

指揮をしているときも、なんだか一音一音愛おしそうなんです。

その映像はないのですが、動画のっけときます。

演奏後に皆さん口々におっしゃっていたのが「音に人柄が出でるよね」ということ。

穏やかでお優しい人柄が音に出ていた、幸せな演奏会でした。

ちなみに左手は「ボックス型」でした。

あと、中〜低音の透明度が高いのが印象的でした。

ホールの構造もあるのかしら?

「弾き振り」を知った日

一曲目はブルネロさん、指揮者に徹してましたが、二曲目のチェロ協奏曲では、チェロパートが終わると、おもむろに立ち上がり、後ろを向いて、弓で指揮し始めたーーー!

いやー櫻田「弾き振り」というものを初めて観たので、衝撃的でした。

ラプソディー・イン・ブルーのバーンスタインか!あれか!あぁ、あれには名称が付いているのですね!

#チェロの弓はちょっと長いので、振っていると「ラバーペンシルイリュージョン」(鉛筆の端をつまんで振ると曲がって見える現象)状態だとこっそり思ったりしていましたが・・・

音は優しいけど、内なる熱、エネルギー、いやそれは愛だな、愛を感じた幸せな演奏会でした。

<セットリスト>

  1. アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op. 35a
  2. ルビンシテイン:チェロ協奏曲第2番ニ短調 Op. 96
  3. チャイコフスキー:組曲第4番ト長調 Op. 61「モーツァルティアーナ」
  4. チャイコフスキー:ロココ風の主題による変奏曲 Op. 33
  5. (アンコール)チャイコフスキー:ノクターンOp.19-4

コンサートの前後は・・・大人ですもの♪

コンサート前には、軽くワインを。

PAUL アトレ四谷店はおしゃれなチョイ飲みにも便利♪

乾杯直前にグラス倒してごめんなさい・・・そして、あっという間に片付けてくださって、何事もなかったようにワインを注いでくださった皆さまに感謝、ありがとうございました。

そして、コンサートは21:30頃の終了でしたが、コンサート後の高揚感をシェアしたい!と、再び乾杯!

皆さま、チェロへの愛や知識もさることながら、チェロ以外の音楽、そして映画や文学まで、文化へのアンテナ高い高い!

ご紹介頂いた本が何冊かあって、その一つ。

チェリストを目指す高校生の奮闘を描いたもの。とりあえずポチるよね、最近モチベーションが下がってるし・・・櫻田も乗るぞ!

さらに、Yさんおすすめの一冊、革命のポーランドと日本人を描いた一冊。

マレックさんのその豊かで優しい音楽、その人間性のソースに少しでも近づきたくて、速攻ポチりました。

マレック・シュパキエヴィッチさんインタビュー前半★大人がチェロを始めるメリット/なぜチェロを選んだのか等 

ちなみに、本書とどれだけ関係あるかわかりませんが、マレックさんは、日本人がポーランド孤児を救ってくれたことを日本人にもっと知ってもらいたい、と仰っていて、その活動もされてます。

こたろうさん、大人チェロ会某YAMA○A部←勝手にすみません の皆さま、豊かな音楽を、そして音楽の喜びを分かち合う豊かな時間を、ありがとうございました!

今回は終電乗り過ごしたりしなかったぞ!←自慢することじゃない