ひっさしぶりにイケメン先生のレッスンを楽しんでご満悦な櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
7月が最後だったから、約2ヶ月振りです。
久しぶりだと、やっぱり基礎の確認がメインになるので、えぇ、矢口先生のボーイング特訓に引き続き、ボーイングをし始めたら・・・やっぱりしばらくボーイングでした。
櫻田:矢口先生のボーイング特訓×2回で、かなりボーイング上達しまし・・・
そうです、レッスン最初に自分でハードルを上げるようなことを言ってはいけないんです。
櫻田:ぎゃー!「じゃあ聞かせてもらいましょうか」(不敵な笑み)って言われてしまうやないかいっ。
先生:じゃあ聞かせてもらいましょうか(笑いを押し殺すようにニヤニヤ)
ボーイング・アップ時の震え:腕の回転を伝える
先生:左手は上手になりました。で、右手。ダウンはいいんだけれど、アップの、それも3番・4番線の弓先アップが特に震えているの分かりましたか?
櫻田:弾くのに夢中で分かりません←上達しないタイプ
手とか手首とか腕とかで押してるからこうなるんだよねぇ。
チェロを始めた頃から何度も見て、聞いて、言われているのですが、弓には体重をかけるのであって、手はそれを伝える装置に過ぎないのであり、手や腕で弓に圧力をかけるのではない、と・・・。
言うは易く、行うは難し。
っつーかさ、4番線弓先アップとか、そりゃぁ、力一番必要なのに力が一番テコノ原理的に難しいところなわけで、今の私には無理です、ってなる。
先生:櫻田さん、立って弓持って下さい。
櫻田:へ?はぁ。
先生:弓を下に向けて下さい
先生:腕、回転しません?
櫻田:はい、まあ、え?回転?
先生:アップの時、この回転を使って重みを伝えて行きます(とか何とか・・・記憶があいまい)
言われたときは「なんのこっちゃー」と思ったのですが、実際それを意識してボーイングしたら、震えが止まったんですよ奥さん!
これ、ちゃんとマスターしたら改めて書きますね。
(先生にこのネタは高いよ、と言われましたw)
感覚を忘れないうちに身体に叩き込みたいと思います。
音楽の表現は大げさでも物足りない〜息継ぎを入れてみましょう〜
バッハのメヌエットNo.3は、何度も何度も、前半と後半の雰囲気の違いを出すのが聞かせどころだ、と言われているのに、それができない櫻田さん。
後半に入ったところ↓ここね、で、何度も言われているのに・・
もちろん真面目な櫻田さんは、一生懸命コントラストを付けるべく、気持ちを入れて弾きます。
先生:顔で弾いてる。。くっくっくっく・・・。
えぇ、顔はそれっぽい感じ(切ないうーんという感じ)になってるようなんですが、音は前半とそれ程変わらない元気な感じ、というカッコ悪さ。
櫻田:笑うなーーーっ(自分も爆笑)
音、相当変えてるつもりなのになぁ・・。
もっと相当変えなきゃいけないんだろうけれど、もう、それを言ったところでどうしようもないと察したイケメン先生。違う方法でアプローチして下さいます。さすが。
先生:雰囲気が変わるところで、息継ぎを入れてみましょう。
で、ガンバってみたんですが・・・
・吸うと音が止まる(笑)
無理よ無理、私には無理よっ(涙)と嘆きますが、先生、こういうのスパルタモードになって来るので、仕方なく呼吸と演奏を繰り返してみますが・・・
・演奏とはまったく違うリズムで吸ってしまう
・吸い始めると音が変わってしまうが、あくまで前半の音の雰囲気のまま
・意識し過ぎて呼吸困難のようにぱくぱくなる
ということで、全然美しく呼吸できませんでした(笑)
ピアノやチェロのCDに、音楽と一体化した呼吸が良く入っているけれど・・・えぇ、本当に音楽って、全身で奏でるものだから、自然と呼吸が一致するはず。
指先だけで奏でようとしている、確かな証拠ですね・・・。
櫻田:次回ここやって来ます!合格は次で!
小さな注意点
・ポジション移動して1stに戻った後の音程がズレまくり
・弓は大きく動かす
★
そうそう、練習中に右腕にすごく力を入れないで弾いた時、小さな音だったのだけれど「いつもより響いているの分かる?」「分かりません」というやりとりがありました。
そこから学んだことは、
腕に力を入れないで、腕は「重みを伝える伝達装置」とすることができれば、きっと美しい音が出るんだろうな〜ということ。
ま、分かっちゃいるけど系ですけどね。
もう一つは、自分が聞こえている、弓と弦が直接出す音と、それがチェロの中で響いて振動が増幅されて人に届く音、には隔たりがあり、後者を聴かせるのが演奏だ、ということ。
うーん、やればやるほど奥深いチェロ。
付き合ってもなかなかつかみ所がなくて男を惑わせ、惹き付け続ける魔性の女のようだわ、と、チェロに魅力的な女のあり方を学ぶ42歳でした。