メヌエット第3番:そしてまだまだ続く★大人のチェロレッスン多分70回目

バッハのメヌエットと人生を共にする覚悟を決めた(くらいな勢いの)櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

はい、再び不合格です、しかも、まだ先は長いなと思いました・・・でも、なんだか楽しい、ワクワクするのです♪

なぜなら、音を、音楽を奏でることが、ようやくできるような気がして来て、ワクワクしていて、このまま中途半端で終りたくない!

そんな気持ちを先生がきっと汲んで下さったのだと思います。

(いや、ポジティブ思考はいいんだけどさ、練習が足りなくて、君の演奏がイマイチだったからだよ櫻田君・・・)

音を響かせたい!けど響かない!どうして?

先生:櫻田さん、音を響かせようとしてるでしょ。

と言って、先生ニヤニヤする。いつものやつだ。

櫻田:ってことは、響いてないってことですね。

そうなんです「感じて、響き」っていう標語が、楽譜のど真ん中にあるんで、今回練習では非常に響きを意識していました。

 

ところで、響きってどうしたら出るの?

× 弦を弓でこすって出す

そもそも櫻田は音を出す時こう考えてしま・・・いや、考えてはいないけれど、無意識でそう思っている。信号が赤なら止まるくらい、無意識で。

でも、そうじゃなくて、

◎ チェロの内部で音を共鳴させる

ことで音が、振動のエネルギー増幅され、あーなってこーなって(良く分かってない)美しい響きになるわけで。

つまり、力任せに弦を弓でこすってもダメだと。

これが、「頭では理解できていても、身体に落とせない」という大人になってからチェロを始めることのディスアドバンテージでしょうね。

子供は何の理解の必要もなく、響かせるように弾くことを身につけて行くのでしょう・・(子供に嫉妬)

だがしかし、大人だからこそ、音の波形とか、増幅の仕組なんかは理解でき(物理ダメで、なぜ音が波形で表されるのか超理解できないタイプです)、しっかり腹落ちするまで理解すれば、身体に覚えさせることはできるはずー!

と、やはりポジティブ思考で参りたいと存じます。

で、具体的にどうしたら「音を響かせられるのか」?

こじんまり弾くんじゃねーぞ!(弓をしっかり使う)

で、強くこすってもダメなことだけは身体も覚えて来ていたのですが、でも、どうしたら響くのかは、身体はまだ覚えていない。

で、櫻田がどうやって「響かせよう」として、先生に「それ、響いてるって言わないから。」と言われたかというと・・

× スタッカートっぽく弾いてた

んですよ・・・もう恥ずかしいんで小さく書くんですけど。

なんか余韻が残るじゃないですか、ポンッ、って弾くと。その余韻が「よし、響いてる」って思っちゃったらしく・・・←他人事っぽく書いて誤摩化そうとしているが、思ったのはお前だっ!

そうすると、実音を弾いてる時間が短いわけで、

弓が全然使えていない=チェロの内部で音が共鳴しない=全然響いてませーん

はい、残念・・・あ”ーーーーーん。

で、先生とはいつも漫才みたいなレッスンをするんですが(DVDにして発売したいです)、と前置きしつつ、こんなやりとり。

先生:こじんまり弾くんじゃねーぞ!

櫻田:ははーーーっ!

でも、そのままメモしたら?になりそうなので、櫻田訳。

こじんまり弾くんじゃねーぞ=弓をしっかり使いましょう=音が響く

でさ、でさ、弓をしっかり使って弾いたらさ、いい音出るんだよ、ホントに。

この弾き方をしっかり身につければ、もっと素敵な、響くメヌエットが弾ける気がする!

それで櫻田、ワクワクしてるんです。

さらに、

小指特にサボってんじゃねーぞ!(弦をしっかり押さえる)

櫻田:なんか音がガサガサします・・・

先生:弦をしっかり押さえてますか?

櫻田:押さえてますっ!・・すぅ・・多分・・・痛っ!

先生が左手の小指をぎゅーっと押さえつけて来ます。何すんだコノヤロー痛いぢゃないかっっ・・・・

櫻田:あ、音のガサガサがなくなった・・・。

先生:(ほら、オレが言った通りだろ的ご満悦な表情)

そう、そう、弦をしっかり押さえて弾いたら、いい音出るんだよ、ホントに。

先生:小指特にサボってんじゃねーぞ!

櫻田:ははーーーっ!

でも、そのままメモしたら?になりそうなので、櫻田訳。

小指特にサボってんじゃねーぞ=弦をしっかり押さえましょう特に小指=音が響く

先生の言う通りにすると、途端に音が美しく響く。

先生すごい!

ここだけの話、「響かないわぁ、音がさつくわぁ。楽器やっぱり高いの買えばよかったなぁ。。」とか、楽器のせいにしてました・・ごめんね。

でも、そんなうちの子もちょっとくたびれて来たみたい。

ウルフが出て来ました

先生:ウルフが出て来ましたね・・・そろそろ3年経ちますし、9月には工房に行きましょう。

ウルフ:うなり

Wikipedia:演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時に発生する、原音の周波数を増幅/拡大した、持続し共鳴する人工的な倍音である。

佐々木バイオリン製作工房:
Q:ヴォルフ音とは何ですか?その原因は?そして無くすことはできるのでしょうか?

チェロの調整をした方が良さそうとのこと。

「ウルフ」という単語は大人チェロ会の方に教わっていたので、「えぇ?オオカミがチェロから出て来るんですか?」とか、アホなボケをすることもなく、神妙な面持ちで対応することができました。ありがとうございます♪

ちなみに先生は夏に用事があって、1ヶ月お休み、いえーい♪

と思いきや、代わりの先生が教えて下さるのだそうですぅ。←語尾に残念感が漂うんだけど、好きで習ってるんでしょ自分っ!

どんな先生なのかなぁ・・・新しい出会いが楽しみです☆

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