初アレクサンドル・クニャーゼフのビブラートに酔う@ラ・フォル・ジュルネ

   

いつだったか大人チェロ会の掲示板で教えて頂いて以来、いつか生で!と思っていたクニャーゼフの演奏をラ・フォル・ジュルネで聴いて参りましてごきげんな櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

いまだにチェロの上手下手とか、演奏の良い悪いとか、演奏家による違いとか、そういうの分からないし説明できないんですけど・・・何だろう、情感溢れるとか、叙情的とか、そういう表現しかできないのですが、いやもうただただステキで、ぎゅーっと心が掴まれたままの2曲45分でした。

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 op.19

クニャーゼフのチェロとベレゾフスキーのピアノが勝負してるような、いや、前に後ろに入れ替わりながら2台で何かに挑んでいるような、男っぽい勇ましさが炸裂していた部分が印象的でした。

カッコよかったーーっ★

で、クニャーゼフの演奏の何がステキだったって、どの音も艶やかな哀愁を漂わせる、そのビブラートのビブラート具合のすごさ←なんと言っていいか分からん に、目も耳も釘付けになりまして。

櫻田はチェロを始めて2年半、まだビブラートの許可をいただいておりませんが、私もこんなビブラートかけたいー!って思いながら聴いてました。

特にですね、5th position以上のとこのビブラートの、手の自由さっていうかあの動きをしながら、あそこのポジションで安定した音を出せるって、どういうことなんだろう?!?!

なんかこう、芸術的なそのブンブンとする手の動きに伴って、波打つような周波数で心に響いてくるビブラートが、今でも残像のように目と耳と、そして胸に残っています。

いざ、ビブラートデビューっ!!!(させてください先生)

あと、曲間に切れた弓を手入れする姿が印象に残りましたはい、どうでもいいんですが。

彼にとってはルーティーンなのかな〜と思ったり。

ラフマニノフ:ヴォカリーズ

ヴォカリーズはiPhoneに入っていて作業中にたまに聴くのですが、クニャーゼフの生ヴォカリーズ!

そりゃぁ、さっきのビブラートでかもす、切な〜い、うっとりするような雰囲気で会場を掌握してました。

あ、これは宮田大さんの。

同じテーマが何回出て来ても、いつも何か違うことが表現されていて、同じ音は一つとしてなくて、あぁ、表現するってこういうことなんだなぁ、自分もそうでなければ・・・音符通りに弾くことだけでせいいっぱい。

でもまあ、今のレベルじゃ無理だよね・・・でもいつか、あぁ、いつかじゃなくて、エチュードでもそれを意識できなければ、いつまでたっても・・・でも、まだビブラートすらできないし・・・と、勝手に自分の中で葛藤してました。

なお、大人チェロ会のメンバーによると、クニャーゼフはエンドピンが短いらしいのですが、かなり後方の席を割り当てられた櫻田には、エンドピンの長さを確認することはできませんでした・・。

また、付け加えていうと、会場が「会議室」であり、天井の高さも低く、音も壁に吸い込まれて行き、環境としてはあまりよくないので、やっぱりこれはホールで聴きたかったなぁ、という愚痴も付け加えておきます。

日本にはよく来ているようなので、これは一度行ってみなければ、と思いました。

そして、たわいもない愚痴といえば!

ボリス ベレゾフスキーの・・・

3年前のLFJで恋に落ちたベレゾフスキー。

2015年5月2日:ラ・フォル・ジュルネでベレゾフスキーに恋に落ちた

そんな彼とクニャーゼフのロシアンコンビに期待していたワケですが、出てきた瞬間「はっ!太った!」と思ったくらい、ウエスト周りがふくよかになっていました・・・。

2012年のこのCDの写真。こう、体格いいけど甘い優しいマスクっていうのが、なんとも好きです。

まあ、音楽にとって、見た目なんてどうでも良い話なんですけどね♪

190cmを超える身長から繰り出される力強い音は健在で、やはり彼のラフマニノフ前奏曲集のOp.23 No.5を生で聴いてみたいと思うのでした。

ラ・フォル・ジュルネは、こんなステキなコンビが当たり前のように聴けるというのも嬉しいです。

会場は満席でしたので、是非次回はホールでっ!!

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