レッスンの後、自己嫌悪でチェロがイヤになった時に読むための記事

レッスンの帰り道、自己嫌悪で落ち込んで、チェロがいつもの2倍くらいの重さに感じる時があった櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

#「反省」する櫻田(これはイメージです)

大人になってからチェロを始めた皆さま、チェロのレッスン、楽しんでますかー?

今日も沢山間違えた、先生の言う通りに弾けない、練習不足、セカンドポジションが定まらない、練習不足、暗譜できてない、練習不足・・・重いチェロを背負う足取りが、自己嫌悪ですっごい重い時、ありませんか?

そんな時の自分に向けて書きました。

自己嫌悪してもいいことないよ!

櫻田の先生のように、櫻田のレベルやスタンスに合わせて、適度な負荷、メリハリのあるレッスンをして下さる方ならいいんですが、中にはすっごく厳しい先生で、毎回注意されて怒られて、自己嫌悪でとても辛い気持になる・・・そういう方もいらっしゃるんじゃないかと思うんです。

厳しいことが悪いことだと言いたいのではなくて、厳しいレッスンが自分に合わないのなら、落ち込んでしまうなら、先生を変えるか受けとめ方を変えた方がいいと思うのです。折角大好きで始めたチェロなのだから。

ちなみに、そんな理解のある先生のレッスンでも、どんなに優しい先生でも、レッスンの後ヘコんで、上記のようにチェロが2倍の重さに感じることがあると思うんです。

先生の期待に応えられなくても、自分を責めてはいけません。

ぶっちゃけ、いいんですよ、自分が楽しければそれで。

いやいやむしろ、大人のチェロレッスン、自分が楽しめなくてどうするの?って話なんです。

先生に申し訳ないとか、練習不足がいけないと自分を責めるのはほどほどに、この歳でチェロを始めた行動力と勇気のある自分を、育児や家事、仕事があるのにチェロを続けている自分を褒めてあげましょうよ。

私たちすごーい!

上手になった方が喜びや楽しさもアップすると思うし、もちろん上手になることを目指してますけど、辛い気持になってまで上手になる必要なんて、これっぽっちもないんですよ、我々大人には。

自分が悪い・・・って、追い込んじゃだめー!だめだめ!

いやでもほんと「私、やっぱりチェロ向いてないんだ。」とか思うこと、ありますよね。そして、練習不足の自分を責める←責めるだけで一向に練習量は増えないんだけど

#肩の力を抜きましょう、というダブルメッセージです。

 

練習不足の何がいけないんですか?

チェロの練習をしていないことが、ずーっと、どこかで気持を蝕んでいることありませんか?

あぁ、今日も練習しなかった・・・私はダメな初心者だ、チェロを続ける資格なんてないよな、もうやめようかな・・・。

そんな真面目に考えて落ち込んじゃだめです!罪悪感持っちゃダメー!

練習不足の何がいけないんですか?何時間やったら十分なんですか?そんなの人それぞれです。

月に何度かレッスンでチェロを弾くだけ、それだけでも立派な「練習」だと櫻田は思いますし、練習しなきゃいけない理由なんて、何一つないんです。したければすればいい、できるならすればいい。

練習しない、練習できない自分を責める必要なんてないのです。

いいじゃないですか、細く長く楽しく続けましょうよ、チェロ。だってチェロが好きなんだから。自分を責めて嫌いになってやめちゃったら、本末転倒。チェロ業界にも損失です。

先生の期待に応えられない自分を責めないで

そして、大人になってからチェロを始められた皆さま、とても真面目な方が多い気がします。

先生の期待に応えられない自分を責めてないですか?
(練習してこない生徒に辟易されている先生も多いと思いますごめんなさい)

心配です。

いいじゃないですか、少しずつでも上達すれば。のんびりマイペースで続けましょうよ。

そして、老人ホームで一緒にチェロ弾きましょうよ。あ、バイオリンやビオラの方がいらっしゃったら、一緒にパッヘルベルのカノン弾きましょうよ、チェロパート簡単だから←繰り返しをなめるなよ

#チェロとバイオリン

日本の教育の傾向として、音楽を楽しむことより、正しい音を正しく出して、上達することの方が重視されがちだと思うんです。そういうことが摺り込まれているからこそ、我々は、弾いていることを楽しむ前に、できない自分を責めて辛くなってしまうのだと思うんです。

チェロとネガティブな感情を結びつけないように

大人になってからチェロを始めるなんて、カッコいいじゃないですか!音は出てますよね?下手っぴでも、立派なチェリストですよ我々は!

え?おこがましいって?

日本人は、結構上手でも「英語が喋れます」ってなかなか言い切りませんが、アメリカ人とか片言でぜんっぜん喋れないのに「オレ日本語喋れる」って英語で言い切ります(笑) そういうのは見習っていいと思うんです。

堂々とヘタクソな音を響かせ、偶然出たキレイな音にうっとりしましょうよ。

チェロとネガティブな感情を結びつけないように、意識してチェロとポジティブな感情を結びつけるようにすることが、大人になってからチェロを始めた我々には、必要なんじゃないかと思います。

「チェロを弾く=いい気分」

寝室に置いてあるチェロを見て、あ、練習してない・・・ってチクッと罪悪感を感じるより、またチェロを弾いて楽しい時間を過ごしたいなって思えた方がいい。

多分、その方が、チェロを弾くこともレッスンも楽しくなって、練習量も増えて、上達するんじゃないかなって思うんです。えぇ、練習量は増えませんけど。

と、なかなかそういう境地に立てなくてついつい落ち込んじゃうんですが、落ち込んでも何のいいこともないんですよね。

レッスン=練習と考えてみたら?

で、最後に練習時間の確保で悩む櫻田に、バッハ君がしてくれた話を。


#バイオリンを弾く優しいバッハ君の手

前習っていたバイオリンの先生が「おじいちゃんの生徒さんが、毎回お弁当持って来て、おしゃべりして、それから演奏するんですよ。全然上達されないんですけど、でも毎回とっても楽しそうなんです。私はそれでいいと思っているんです。」って言ってたよ。

上達されたい方は、それに合う先生を選べばいいし、適度に楽しみたい方は、そういう先生を選ぶか、チェロの先生や場所は少なくて、そう選べる環境もないので、あまり真正面に受けずにマイペースを貫くよう、自分でコントロールすればいいと思います。

プライベートや仕事に余裕がないとか、心身がストレスを感じている時など、練習する余裕がないからレッスンはお休みにしようとか、やめようとか、思われることあると思います。でも、長く休めば休むほど、復帰は難しくなるし、罪悪感も溜まるし、永久に止めてしまうことに繋がる気がします。そんなのもったいない!

再びバッハ君談。

その先生は、全く練習して来なくても「レッスン=練習」って思えばいい、っていう考えだったから、仕事が忙しいときも続けられたんだよね。

ということで、反省もほどほどに、

颯爽とチェロケース担いで上を向いて参りましょう♪

先生の皆さまへ

もし読んで下さっている各種楽器の先生がいらっしゃったら・・・開き直り過ぎでごめんなさい。

お若い頃から、厳しいレッスンに必死でくらいついて上達されて来られた方が多いと思います(勝手な妄想ですが)。

我々の不甲斐なさにだいーーーーーーーーぶ我慢して下さって、1万歩くらい譲って下さっていると思います。

口ばっかりでぜんぜん言われたことやってこないし、練習してこない生徒←櫻田 に、相当辛抱して下さっていると思います・・・。

それでもチェロが大好きで、長く続けたいと思っているので、どうかこれからも辛抱強くお付き合い頂ければ幸いです!

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