先日、平日夜に1時間半、グッダグダの練習をして、その後疲れ切ってフテ寝した櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
前回のレッスンで、左手の形の悪さ(音程のバラバラさ)を指摘され、その矯正をすべく練習したのですが・・・
・ メヌエット第3番美しく澄んだ音★大人のチェロレッスン多分67回目
開かないんだよ、ジョーーーーッ(涙)
この特訓、左手が痛くて全然続けられませんっ!
先生の指導通り、2番線で、ひたすらこれを弾きました。
(1番線の音書いてたので修正しました。)
ミファミファミファミファミファ・・・(1,2,1,2…..)
ファファ#ファファ#ファファ#ファファ#ファファ#・・・(2,3,2,3…..)
ファ#ソファ#ソファ#ソファ#ソファ#ソ・・・(3,4,3,4…..)
で、今度は登る。
音色は二の次で、音程が正確にその音になるように、チューナーとにらめっこしながら、ただただ、真ん中からチューナーがぶれないように引き続けますが・・・
しかし、すぐに左手がはげーしく痛くなる上に、チューナーぶれまくりっ!
どう頑張っても、そもそも自分の手は小さいし、中指と薬指の間は開かないから、もう、無理なことをせっせと続けている気がして来る・・・と、スーパーネガティブモードに。
手が「無理っす」って言って来るのを、なだめすかして練習するのだけれど、手が痛くなって(特に親指の付け根辺り)苦しくなるし、ただ連続音を繰り返すだけなので「一曲終るまで頑張ろう」という気持ちにもならず、もう、ただただ辛い。
今日はボールは友達ならぬ、「チューナーは友達!」と思って、メヌエットNo.3も音程を完璧にすることに集中して弾こうとしたのだけれど、そもそも完璧に弾けるわけじゃないのでボーイングが疎かになって音が汚くなって落ち込んだり、いつもより間違えてしまったり、前回のレッスンで教わった、なめらかに弾くことなど到底出来ない状況に、さらに落ち込む。
痛いし、つらいし、焦るし、悲しくなって、超ネガティブモード、パワーオン!
指を開くための特訓も、曲も、1回やったらすぐに休憩。それも、あーもうできない、疲れた、もうやだ、帰ろうかな・・・(スマホでメール見たりネット見たりダラダラ)いや、1時間半って決めたんだから、もう少し頑張ろうと、ようやく練習に戻る、の繰り返し。
非常に効率の悪い練習をした後は、いつも感じる「おー、私練習したぜーうまくなったぜー。」という達成感もなく、とぼとぼ、いつもよりチェロが重たく感じるし、いつも見かけるかわいい猫もいないし、疲れ切って帰宅。
パイの実を食べてフテ寝ですよっ。
これは無理ゲーなのか越えられる壁なのか
#無理ゲー(むりげー)とは、その苛酷な条件、設定の為クリアが非常に困難なゲームに対して言われる言葉である。 稀に、ゲーム以外でも同じ意味で使用される場合がある。ニコニコ大百科より
さて、どう考えてもこの親指の痛さは「あり得ない無理をしている」感がある。
Cの字にするのは出来るようになって来たけれど、親指の位置がもう少し内側とか外側とか、微妙な角度とか、それに連動した肘の位置や角度、Cの字が上目か、下目かとか・・・
#そうだよ、Cの形だってできるようになったんだから!
そのたくさん過ぎる「変数」に櫻田だけの最適解を当てはめれば、もう少し辛くない手の形ができる気もします。
角度にしてほんの数度、位置にしてほんの数ミリの間違いをしていて、無駄な痛みを感じ続けているだけなのでは、と。
いや、それは地道な練習がイヤになっている自分への言い訳だろう!
何度も弾く中ででしか、最適解は見つからないのだよ櫻田君!ショートカットはない!
#でも、次回もう一度先生に見てもらおうっと
身体の可動域を広げる
先生も良く仰るけれど「身体の可動域を広げる」ことなのかな〜と。身体の改造ですよ。
「薬指と中指を広げて指のてっぺんで何かを必死に押さえる」というのは、42年間要求されてこなかった動きだから、身体が抵抗するのはしょうがない。この「あり得ない無理」も、続ければ身体が覚えて「可動域が広がり」慣れて来るのだろう。
それには「ちょっと痛みを伴う訓練期間」が必要なのだよ櫻田君!つべこべ言ってないで、練習練習!
あー、記事を書いていたら元気が出て来ました。皆さまありがとうございますっ!
ふと乗り越えている自分に気付く日が・・・
そう、こういう何も変化が感じられない努力を、一定の高さまで続けなければいけない。
きっと、ふと乗り越えている自分に気付く日が来るはずだ!Cの形のように!
と、自分で自分を必死でなだめながら、週末の練習まで、左手の形となめらかな演奏に集中できるよう、メヌエットの指運は完璧にしておこうと思います!