2017年5月7日、楽しみにしていた東京チェロアンサンブルVo.9のコンサートを聴きに、紀尾井ホールに行って参りました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
昨年偶然出会ったコンサートだけれど、一番好きなコンサートと言っても過言ではないくらい、櫻田にとって大切なコンサートになりつつあります。
・東京チェロアンサンブルvol.8★チェロがもっと好きになった
#2016年のレポです。
東京チェロアンサンブルオフィシャルブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/tokyocelloteam
同じ大学の卒業生、同期の方々がメインなのかな?
人を感動させる音はどこから生まれるのか
このコンサートが好きな理由は「大好きなチェロの音だけで構成されている」「そもそも演奏が素晴らしい」ことも大きいのですが、感動を感じるのはそれだけではなくて、
「このメンバーでチェロを弾ける喜び楽しみ!が発せされ、キラキラと音に輝きを与え、ホールが幸福感に満たされている。」
からです。
演奏中のアイコンタクトにも、簡単に言葉にできない程の信頼や友情を勝手に感じて、じーん。
音楽っていいよね、っていう薄っぺらい言葉しか見つからないのですが、強く感じるんです、音楽って超いいよね!って。
さらに、櫻田の大好きな三宅さんの輝くような笑顔を拝見すると、胸が踊ります。だって、本当に素敵な笑顔なんですよ。このメンバーと演奏できて幸せだなーっていうハッピーがほとばしるんですってば。
そして、自分もいつか、こうして仲間達とチェロアンサンブルしたい、それこそ楽器を学び弾くことの真骨頂だ!って、チェロ弾きたくてウズウズするんです。
(ま、帰って練習せずに寝ましたけど)
パンフレットのコメントは、内輪向けな感じがするし、観客も関係者っぽい方が多いし、ちょっとアウェイ感があるかもしれません。
でも、この豊かで美しいハーモニーに身を委ねれば、幸せ菌に感染し、なぜか涙腺が刺激されて、感動に包まれること間違いなし。
何と言ってもチェロの音色は素晴らしいですし、幸せな時間をお約束します。ということで、来年も行きますよっ!そして吞みますよ!←それか
大人チェロ会の皆さま、平日ですが予定を空けておいて下さいね。★
櫻田も「東京じじばばチェロアンサンブルVol.1」を開催したいと目論んでおります(本気だけど未定)
あ、その前に「櫻田こずえチェロの夕べ」(ありがちなタイトルということで、バッハ君がつけてくれました)というリサイタルを開催する予定です。銀座のヤマハがいいなぁ、その後の食事も楽しそうだし。
皆さまチケット買って下さい!
今年のテーマはロシア
華やかで雄大で、そしてエキゾチックなロシア楽曲が、どんな「チェロだけアレンジ」になるのか・・・特に昨年末のジルベスターで聴いた韃靼人が、チェロだけでどんな演奏になるのか、とっても楽しみにしていました。
#アレンジは小林 幸太郎さんで、やはり同じ大学出身のチェロ弾きの方だそう。いつも素晴らしい編曲に感動を頂いてます!
#リンクはYoutubeですが、もちろんチェロではなく一般的な演奏のものです。コンサートを思い出すために・・・しかし、記憶も曖昧だし知識も無いし、リンク先の曲が勘違いだったら、本当にごめんなさいっ!
#大人チェロ会の皆さま、付け加えたいことがあればコメント下さい!転記します〜。
・ディミトリ・ボルトニャンスキー:ヘルヴィムの歌
Dmitry Bortniansky:CherubicHymn
一曲目から涙腺が・・・ちょっと緊張したステージから、チェロの穏やかで深く美しい、神聖なハーモニーが心に響き、さらに続く曲への期待も高まりました。チェロの音、いいなぁ、ハーモニーが美しい・・・そして、再び東京チェロアンサンブルのコンサートを聴けて嬉しい・・・うぅっ。
コンサートの音源売ってー!
もう、鼻の脂取るフリして涙を拭いました(いや、鼻の脂取る方が恥ずかしいからさ)。すみません、本業は毛穴ブロガーなので。
・チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが 作品6
P.I.Tchaikovsky : Nur wer die Sehnsucht kennt op.6
・チャイコフスキー:感傷的なワルツ
P.I.Tchaikovsky : Sentimental Waltz
新倉さんが色っぽすぎて、ついつい見とれてしまって・・・もちろん音も艶っぽくて、うっとりです。
・チャイコフスキー:奇想的小品 作品62 4人
P.I.Tchaikovsky : Pezzo Capriccioso op.62
・チャイコフスキー:スラヴ行進曲 作品31
P.I.Tchaikovsky : Slavonic March op.31
全員でガンガンサビを弾いていた時の一体感と迫力と鳥肌は忘れません!
・グリンカ:歌劇『ルスランとリュドミラ』序曲
M.Glinka:Ruslan and Lyudmilla Overture
この曲が一番聴いていて楽しかったです。なんだかドミノを倒していくような、ピタゴラスイッチみたいな流れがあって、ワクワクするような音に溢れていて。身体が動くような楽しさでした。
ちなみに、ユニゾンが超キレイだったとパンフレットに自分でメモってありますが、どこだったか覚えていません(笑)
・リムスキー=コルサコフ:交響組曲シェヘラザードより 「若い王子と王女」作品35
Rimsky-Korsakov : Scheherazade ”The young Prince and the young Princess” op.35
櫻田はまだチェロを始めて2年チョイで、移弦に相変わらず苦労しているんですが、ものっすごい移弦をチョッ早でガンガン繰り返すパートがありまして(荒井さん)、本当にチェロ初心者の感想で申し訳ないのですが、神様のように見えました。だってもう、腕がしっかり機械のように上下していて・・・←だからプロは当たり前だっつーの。
そして、荒井さんのチェロの濃い色と艶やかな音色にうっとりしました〜。
・ボロディン:歌劇 『イーゴリ公』より 「ダッタン人の踊り」
A.Borodin:Prince Igor ”Polovtsian Dances”
最初のフルートの旋律の部分の優しい音から、じーんと来て、迫力のシーンでまたぐっと来て、じーん&ぐっと来過ぎてツラかったです。この曲で終っちゃうのかぁ、というさみしさもあって、耳の穴を広げて聴いてました。
いつもピチカートの美しい音、安定したリズムが心地よくて、そしておこがましいんですが、私にはあんなピチカートの音は出ないから羨ましい、どうやって出すんだとか観察しつつ、(この曲だったか不明なんですが)フォルテ的ピチカートの時、指が切れるんじゃないかと素人的な心配をしたり・・・しながら聴いていました。
チェロだけでもこれだけいろーんな音のバリエーションが出るんだ!
という、毎回同じ感想で恐縮ですが、そこにいつも感動します。曲自体も場面がコロコロ変わる展開で、その度にワクワクするような演奏が本当に楽しかった。
私も今年中にアンサンブルやるぞ!←あ、言っちゃった
コンサートの後は、乾杯!
>でも、やっぱりコンサートにひとりで行くのは、ちょっとつまらない。ここが良かったとか、あそこが感動したとか、お茶しながら話したいし・・
と昨年ボヤいていましたが、今年はお酒を飲みながらお話しできました!やったーっ♪
大人になってからチェロを始めた方が櫻田含めて6人も集結!
とってもとっても嬉しかったです。参加して下さった皆さま、ありがとうございました!
・第一回大人チェロオフ会レポート@紀尾井町2017年5月7日
コンサートについて共感したことやら何やら♪
今回は不意打ちで一曲目にじーんと来てしまったんですが・・・
「一曲目で涙が出そうになった」
とおっしゃる方が他にもいらっしゃって、えー櫻田だけじゃないんだ!あらやだ恥ずかしがらずに好き放題涙落としておけばよかった、と思いました。
そして、チェロを習っているからこそのこんな感想も、大人チェロ会ならでは!
「なんで皆あんなに軽やかに弓を持っているのにあんなに音がきちんと出るんだろう?」
・・・激しく、激しく同意ですっ!
で、もちろん、プロ中のプロである奏者の方に失礼な発言かもしれませんが、初心者はそれが不思議でならないっ!
全く同じ事をMarekさんにも思いました。軽く嫉妬です。
あんな魔法みたいなことを、私達もできるようになるのでしょうか←練習あるのみ
楽器を習うと、コンサートの見方が変わりますよね。あの軽やかなスタッカートはどうやって出すのだ?とか、指の動きに唖然としたり・・・
「弓を弦にポンポン当てるのは何だったのだ?」
「コルレーニョかもしれません。」
#弓の「毛」ではなく、「木」で、弦を叩いて演奏するらしいです
えーそんな奏法があるんだ!とお詳しい方に教えて頂いたり。
また、大変勝手な感想なのですが、いつも10vcの宮坂さんの安定したお父さんっぷりがカッコいい!と女子同士で盛り上がったり・・・皆さまのドレス姿も美しかったな〜。
やっぱり「共感」できるって、本当に楽しいですね。コンサートの感動が、2倍にも3倍にもなりました。って、結構チェロ以外の話もしてましたが(笑)
★
今年もこの場にいられたことを、とても幸せだと感じました。
東京チェロアンサンブルの皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました!
来年も楽しみにしてます!