村上先生のボーイングレッスンレポ1〜序章:出会いからレッスン&スゴ過ぎるご経歴

村上先生のボーイングレッスンを受けて参りました櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

すっごい良かったんですってばっ!←凡庸な表現しか浮かんでこないくらいすごかった

大人になってからチェロを始めた方は、村上先生の指導、めちゃめちゃハマるというか、助けられると思います。

大人ゆえの弱みを、大人ゆえの強みに変えて行く、その方法を惜しみなく伝授してくださるので★

お話を伺えば伺うほど、ファンになってしまいます・・あ、でも、ご存知ない方は村上先生って言われても?ですよね。

実は、チェロを始めた頃から一方的にお世話になっていた方なのです。

出会いはインターネット

習い初めの頃、弓の持ち方に悩む櫻田を救ってくれた、エトルリア協会のチェロの弾き方解説記事!

【2015年6月17日】反か曲がるかは力の方向の問題★チェロ右手親指が反る件

弓を握らないで、腕全体の力を弓に伝えるってどういうこと?っていうのを、物理学的にイラストや図で解説されるという、異色のサイトをご紹介していました。(現在閉鎖)

いやーもう、悩みまくってた時代の支えでしたので、

#どうにかしてお礼がしたいのだが、エトルリア協会に入会すれば良いのだろうか?

と記事に書いていたら、この記事の著者である村上先生が直接連絡を下さったのです!なぜか1年後くらいに!

でも、その時はご挨拶程度で終わったんです。

また1年くらいして、上記櫻田の記事を読んだ方から、閉鎖されてしまったエトルリア協会のチェロ資料についての問い合わせを頂き、プリントアウトした資料を持っていたので再配布しても良いか、久しぶりに村上先生にメールで伺ったんです。

で、話の流れで「じゃあレッスンしましょうか?」という流れになり、「じゃあ、大人チェロ会の希望者を募ってグループレッスンを!」ということになり、募集したら10人を超えてしまったので、先週と先々週と、2回に分けて都内某所でグループレッスンをしていただいたんです♪

ということで、問い合わせくださったMさん、心から感謝しております!ありがとうございました!

村上先生がスゴ過ぎる件

あまりにもすごくてびっくりします。

数年前のものですが、amazon:村上先生の物理の著書より抜粋しますと、

京都大学工学部物理工学科、同大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修士課程修了。

そんなチェロの先生って、世の中にいる?

グラスゴー大学(スコットランド)にてPhD取得。専門は回転翼機の飛行力学と流体力学で、特にオートジャイロに興味を持っている。物理学の学習サイト『物理のかぎしっぽ』の古参メンバーの一人で、主に数学関係のページを執筆した。

米国ヘリコプター協会、日本航空宇宙学会、日本エトルリア協会、Japan Mensa会員。現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)で研究員としてヘリコプターの研究をしている。

チェロの弾き方の解説で「トルク」とか出て来る理由が分かりました。それにしてもすごいご経歴・・・。

なお、JAXAは過去のことだそうで、現在はチェロがメインのお仕事だそうです!

趣味は語学の勉強、クラシック音楽、旅行、近所の散歩、読書(主に哲学、宗教、言語学、音楽学、数学、歴史などの分野)で猫とヨーグルトを愛する

なんだか「猫とヨーグルト」でホッとしました。

ちなみにですが、大人チェロ会にも猫派多いです。

なお、先生からチラシなどに載っているプロフィールを頂きましたのでご紹介しておきます。

チェロを荻原ミナ、田中賢治、中山由佳里、Myra Chauhin、Lowri Blake各氏に、バロック・チェロをMyra Chauhin、Alison McGillivray、懸田貴嗣各氏に師事。

英国王立音楽検定にてディプロマ(チェロ演奏)を取得。これまでにグラスゴー音楽祭、エジンバラ音楽祭、ウンブリア音楽祭等に出演しており、ジャンルや時代に拘らずに演奏活動をしているが、J. S. バッハを特にライフワークとしている。すべての文化は精神史であるとの立場から、哲学的な演奏理念の実践と美学的な演奏を追求している。

好物はヨーグルトと納豆。趣味は油絵、読書、散歩。猫好き。京都大学、グラスゴー大学卒。

村上先生のチェロレッスンは・・物理の授業みたい?

そんなワケで、レッスンでの説明は、物理か数学の授業みたいなことになってます。

音大出身の右脳的な表現の先生と通じ合えない、理系出身の大人チェリストの皆さまのそのストレスは、村上先生がスパッと解決してくださると思います。

櫻田は文系ですが、文系でも十分理解できる範囲なので、大丈夫です〜。

#フリップ芸人のように、画用紙に絵を描いて説明して下さいます!

でもたまに、例え話が斜め上過ぎて、その天才の脳についていけないんですけどね(笑)

村上先生のレッスンが大人に効くワケ

村上先生のレッスンの最大の特徴はこれだと思います。

・何が良くて何が悪いのか、自分で判断する基準を教えてくれる
・その基準が客観的(力学・解剖学的とか)なので、誤解やブレがない

チェロを習い始めると、いろんな「角度」「ポジション」「力のかけ方・方向性」等に悩まされますよね。

腕、肘、肩、足、チェロ、指、弓、体・・・たくさんの変数があって、さらに個人的な体格の差があるから、それらは一意には定まらない。

だから、先生と同じように持っても、憧れのチェリストの構えや弾き方を真似ても、それは自分にとってのベストではない。

そうなると、練習を重ねれば、1万時間練習すれば、いつかそのゴールデンバランスが分かる日が来る・・・みたいなことになりがちですが、村上先生はそういう根性論的なことはおっしゃいません。

全ての「角度」「ポジション」「力のかけ方・方向性」等には、そうでなければいけない「理由」があり、その法則を分からないまま100回繰り返し弾いても意味がない。

特に大人は時間がないけれど、物事を理解する頭があるのだから、法則や基準を理解して、しっかり意識して10回弾けば上達する、と。

その法則や基準を惜しみなく教えてくださいました♪

で、近々レッスンレポートも書きます、今日は序章ですみません。

今回はびっくり話をして終わりにしていいでしょうか。

このチェロケース見覚えがある・・・!?えっマジで?

初回のレッスンに、オレンジ色のチェロケースを背負って来られた大人チェロ会のSさん。

村上先生、Sさんとは初対面ながらも、この個性的なケースに見覚えがあると?

なんと、先生が5弦のチェロを海外から取り寄せた時に入っていたケースで、不要になってリサイクルに出したところ、それをリサイクルショップでSさんが購入されたのだそう!

It’s a small world!

3年前にチェロを始めて、たまたま村上先生の文章を発見し、それを記事に書いたことで小さなご縁が生まれて、さらにMさんが問い合わせをくださって、リアルレッスンが実現し、1年前から始めた大人チェロ会のメンバーSさんがレッスンに参加してくださって、そして村上先生は昔手放したチェロケースに出会うというっ!

皆さまの行動が、櫻田に沢山の楽しいこと、嬉しいこと、そして面白いことを運んで来てくれます。

フランスに行く!という目標もできました(笑:詳細はいつか)し、今後もチェロをダシにして、大人チェロ会の皆さまと人生を楽しんでいけたら嬉しいです!

ちなみに、レッスンの後はこちらの「7cafe」さんで、村上先生も交えてランチしました♪

幡ヶ谷のおしゃれで美味しいカフェ★7cafe(ナナカフェ)

#このポーズは神が子らを迎えるポーズで、先生のレッスンではとても重要なポーズですw

レッスンもさることながら、先生と大人チェロ会の方とのチェロ談義も充実した時間でした!

ありがとうございました!

【村上先生のボーイングレッスンレポ】

1〜序章:出会いからレッスン&スゴ過ぎるご経歴
2:ハートに向かって弾く/人差し指の肉のところ
3:指の役割(親指・小指・他) 
4:正しい姿勢はへそに聞け/作用・反作用の法則
5:伸筋奏法・弦と弓の角度・移弦の角度

村上先生のチェロレッスンご案内

#レッスンのレポートを書くこと、ご了承いただいております。

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