3月半ばの「大人チェロアンサンブル」に向けて、練習を始めた櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
去年のレポ:第一回大人チェロアンサンブル★2018/2/24:レポその1
今回櫻田が弾く一番難しい曲は「主よ人の望みの喜びを」です。
バッハ君と一緒にこの曲を弾くはずだったけど、最近ぜんぜん弾く気がないらしく「うーん、退職してからにしようか。」状態なので、見切りをつけて、皆さまと(笑)
2017年5月30日:「主よ人の望みの喜びを」を夫とアンサンブルしてみたけどなぜか合わない!
さて本日は、バッハ君に笑われた、チェロを始めた頃の櫻田の、ひどい暴言を振り返ってみたいと思います。
調弦って毎回自分でするの?ムリムリーッ!
弾く前に毎回調弦しなきゃいけないのが、本気で嫌い&不満で、バッハ君にこう言っていました。
チェロを始めた頃の記事でも、憤ってます、怒ってます(笑)
ドレミファソラシドを自分で設定しなきゃいけないんですよ!それも毎回!
2015/1/25: チューナーとダンピットを購入して練習に励む
何が嫌って・・・・
1.毎回調弦しなきゃいけない
気持ち的には、パソコンを使うのに毎回ウィンドウズを再インストールしてから使え、みたいな、料理するのに毎回五徳を磨くことから始めろ、みたいな心理的ハードルでした。
チェロのこと、弦楽器のこと、全然分かっていなかったので、弾いている最中にも変わっていくのが嫌で「誰かこれ、永遠に固定する装置作ってー。」←色々間違ってる って思ってました。
すみませんっ!
2.自分で調弦しなきゃいけない
毎回先生(かバッハ君)がやってくれたらいいのに・・・って本気で思ってました。
最初、先生がペグを回しているのを見て、音が全然おかしくなってるところから、微調整しながら少しずつ戻して・・・その姿はとてもかっこよかったのだけれど(ペグで調弦してるのって、かっこよくないですか?)、すごく大変そうで・・。
実際、通常はアジャスターを回すだけなのですが、毎回、せっかく練習しようと思っている気分に水を差しやがって!くらいに、調整を面倒に感じていました。
すみませんっ!
また、冬季恒例の「チェロケースから出したらペグ緩んでいて、自分が想像していた音とは程遠い音が出て」びっくりした時、本当に冷や汗出ますよね。
ペグ回すのすごい怖いしっ!(弦が切れたら怖いけど、ちゃんと締めないとまた緩む・・・)
アジャスタを回しすぎるのも大丈夫なのかな、4つ高さがアンバランスだけど大丈夫かな・・・と、何かと心配で、調弦が苦手でした。
★
全て、良く分からないことから来る不安が大きくて、不安なまま作業することの心的ストレスが大きかったんですよねぇ←言い訳
大人になってから何か新しいことを始めると、この、「良く分からないまま進めることができない脳の構造」が、おかしな妄想したり、不安にさせたり、いろいろと邪魔して来ます。
ちなみにエレクトーン出身です。
指番号なし楽譜なんてムリムリーッ!
3年間くらい、スズキの教本の3巻(指番号が振ってある)が終わるまで、ずっとそう思ってました。
指番号なんて一回書けばいいんだから、ずっと書き続ければいい、そう思っていました。
でも、楽譜が長くなるにつれ、全部書くのもどうなんだろう、かっこ悪いかな←それかいっ と思い始め、指番号が書いていない教本、ドッツゥウアースタートを機に、指番号を書くのをやめてみました。
新しい曲に入る時、指番号が書いていないと、曲が一通り弾けるようになるまで時間がかかってしまうので、最初はすごいストレスでした。
やっぱり指番号書こう・・・いやでも・・・ぐるぐるしてました。
2018.03.19:ドッツゥアウアーで私が変わる★大人のチェロレッスン多分82回目
しかし、この拠り所を体で、無意識レベルで覚えて来たら・・
そして、曲を弾くたびに、オタマジャクシの位置と指の位置の結合が脳内で強化されていったら・・
自然に「あ、指番号なくてもイケるかも?」という心境になって、自分で自分にホッとしたことを覚えています。
今、指番号が書いてない楽譜で演奏するなんてムリムリーッ!って思ってる方も、大丈夫です、人間わりと慣れるものです。
運指を自分で決めるなんてムリムリーッ!
今ここです(笑)
百戦練磨の先生に、ベストな運指を聞くのが、一番効率が良いに決まっている。
自分で運指を決めることに、何の意味があると言うのだ!いやない!
A→Dへハイポジのまま移動して、距離を節約するとか、そんなこと思いつかないし!
ということで、新しい曲に入る時は、特にハイポジションは、事前に先生に確認取ったりしていました。
★
ということで、次回は「主よ人の望みの喜びを」の運指の決定にあたり、参考にしていることなど書きつつ、自分の運指と、他の方の運指と、先生の運指と比べてみたいなと思います!
それほど複雑な運指ないんですけどね。
ちなみに2パートです。
最初から先生の運指を聞きたいのだけれど、多分、こういう試行錯誤の過程が「指板は友達!」「寝てても1st position押さえられる」的チェロ力が鍛えられ、櫻田をチェロ人間にチューニングしてくれるのだと信じて。
ということで、3月16日のアンサンブル会目指して、皆さまがんばりましょう〜♪