バッハのメヌエットと人生を共にする覚悟を決めた(くらいな勢いの)櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
はい、再び不合格です、しかも、まだ先は長いなと思いました・・・でも、なんだか楽しい、ワクワクするのです♪
なぜなら、音を、音楽を奏でることが、ようやくできるような気がして来て、ワクワクしていて、このまま中途半端で終りたくない!
そんな気持ちを先生がきっと汲んで下さったのだと思います。
(いや、ポジティブ思考はいいんだけどさ、練習が足りなくて、君の演奏がイマイチだったからだよ櫻田君・・・)
音を響かせたい!けど響かない!どうして?
先生:櫻田さん、音を響かせようとしてるでしょ。
と言って、先生ニヤニヤする。いつものやつだ。
櫻田:ってことは、響いてないってことですね。
そうなんです「感じて、響き」っていう標語が、楽譜のど真ん中にあるんで、今回練習では非常に響きを意識していました。
ところで、響きってどうしたら出るの?
× 弦を弓でこすって出す
そもそも櫻田は音を出す時こう考えてしま・・・いや、考えてはいないけれど、無意識でそう思っている。信号が赤なら止まるくらい、無意識で。
でも、そうじゃなくて、
◎ チェロの内部で音を共鳴させる
ことで音が、振動のエネルギー増幅され、あーなってこーなって(良く分かってない)美しい響きになるわけで。
つまり、力任せに弦を弓でこすってもダメだと。
これが、「頭では理解できていても、身体に落とせない」という大人になってからチェロを始めることのディスアドバンテージでしょうね。
子供は何の理解の必要もなく、響かせるように弾くことを身につけて行くのでしょう・・(子供に嫉妬)
だがしかし、大人だからこそ、音の波形とか、増幅の仕組なんかは理解でき(物理ダメで、なぜ音が波形で表されるのか超理解できないタイプです)、しっかり腹落ちするまで理解すれば、身体に覚えさせることはできるはずー!
と、やはりポジティブ思考で参りたいと存じます。
で、具体的にどうしたら「音を響かせられるのか」?
こじんまり弾くんじゃねーぞ!(弓をしっかり使う)
で、強くこすってもダメなことだけは身体も覚えて来ていたのですが、でも、どうしたら響くのかは、身体はまだ覚えていない。
で、櫻田がどうやって「響かせよう」として、先生に「それ、響いてるって言わないから。」と言われたかというと・・
× スタッカートっぽく弾いてた
んですよ・・・もう恥ずかしいんで小さく書くんですけど。
なんか余韻が残るじゃないですか、ポンッ、って弾くと。その余韻が「よし、響いてる」って思っちゃったらしく・・・←他人事っぽく書いて誤摩化そうとしているが、思ったのはお前だっ!
そうすると、実音を弾いてる時間が短いわけで、
弓が全然使えていない=チェロの内部で音が共鳴しない=全然響いてませーん
はい、残念・・・あ”ーーーーーん。
★
で、先生とはいつも漫才みたいなレッスンをするんですが(DVDにして発売したいです)、と前置きしつつ、こんなやりとり。
先生:こじんまり弾くんじゃねーぞ!
櫻田:ははーーーっ!
でも、そのままメモしたら?になりそうなので、櫻田訳。
こじんまり弾くんじゃねーぞ=弓をしっかり使いましょう=音が響く
でさ、でさ、弓をしっかり使って弾いたらさ、いい音出るんだよ、ホントに。
この弾き方をしっかり身につければ、もっと素敵な、響くメヌエットが弾ける気がする!
それで櫻田、ワクワクしてるんです。
さらに、
小指特にサボってんじゃねーぞ!(弦をしっかり押さえる)
櫻田:なんか音がガサガサします・・・
先生:弦をしっかり押さえてますか?
櫻田:押さえてますっ!・・すぅ・・多分・・・痛っ!
先生が左手の小指をぎゅーっと押さえつけて来ます。何すんだコノヤロー痛いぢゃないかっっ・・・・
櫻田:あ、音のガサガサがなくなった・・・。
先生:(ほら、オレが言った通りだろ的ご満悦な表情)
そう、そう、弦をしっかり押さえて弾いたら、いい音出るんだよ、ホントに。
先生:小指特にサボってんじゃねーぞ!
櫻田:ははーーーっ!
でも、そのままメモしたら?になりそうなので、櫻田訳。
小指特にサボってんじゃねーぞ=弦をしっかり押さえましょう特に小指=音が響く
先生の言う通りにすると、途端に音が美しく響く。
先生すごい!
ここだけの話、「響かないわぁ、音がさつくわぁ。楽器やっぱり高いの買えばよかったなぁ。。」とか、楽器のせいにしてました・・ごめんね。
でも、そんなうちの子もちょっとくたびれて来たみたい。
ウルフが出て来ました
先生:ウルフが出て来ましたね・・・そろそろ3年経ちますし、9月には工房に行きましょう。
ウルフ:うなり
Wikipedia:演奏音と楽器の胴体の共振周波数が一致した時に発生する、原音の周波数を増幅/拡大した、持続し共鳴する人工的な倍音である。
佐々木バイオリン製作工房:
Q:ヴォルフ音とは何ですか?その原因は?そして無くすことはできるのでしょうか?
チェロの調整をした方が良さそうとのこと。
「ウルフ」という単語は大人チェロ会の方に教わっていたので、「えぇ?オオカミがチェロから出て来るんですか?」とか、アホなボケをすることもなく、神妙な面持ちで対応することができました。ありがとうございます♪
★
ちなみに先生は夏に用事があって、1ヶ月お休み、いえーい♪
と思いきや、代わりの先生が教えて下さるのだそうですぅ。←語尾に残念感が漂うんだけど、好きで習ってるんでしょ自分っ!
どんな先生なのかなぁ・・・新しい出会いが楽しみです☆