小さい頃エレクトーンを習っていた時は、先生が「合格」と言えばそれでスッキリ大喜びだったけれど、大人になってから始めたチェロは、先生が「合格」と言ってくれても、自分の中では納得が行かなくてちょっと複雑な気持ちになることも多い櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
いきなりYO-YO MAみたいに弾けるわけないって、分かってるんだけどさぁ。
もっと気持ちよく弾いて合格したい、ベートーヴェント長調のメヌエット
・鈴木鎮一チェロ指導曲集3「ト長調のメヌエット/ベートーヴェン」
相変わらず下手っぴな部分もありますが、だいぶ長くやっていて、もう今回で上がりかな、と思っていたし、そんな雰囲気もありました。
でも、強弱等、曲としての表情に乏しいというご指摘を頂いて、ちょっと残念そうな先生の顔を見てしまい・・・
櫻田:わたし、もう一度練習して来ますっ!←スポ根ふうに読んで下さい
先生:それは次回もっと上手に弾けるようになるということですね(ニヤリ)
櫻田:と言われると・・・(汗)
ということで、音楽としての完成度をあげるべく(いやいや、まだヘタッピなところを滑らかに弾くべく)、もう一回、ということになりました。
全く成長していなかったらカッコ悪いので、頑張らねば・・・コーチ!わたし頑張るっ!
#レッスンは先々週のことで、さて実際練習時間はあまり変わっていない。
再び広い形に苦戦する、バッハハ短調のガヴォット
・鈴木鎮一チェロ指導曲集3「ハ短調のガヴォット/バッハ 」
最初は暗くて好きになれなかったのですが、弾いているうちにお気に入り曲に♪さすがバッハ。
だがしかし、この曲、櫻田の大変苦手なものを沢山含んでいるんですよ・・・広い形。もうずっと。
広い形がとにかく苦手。だって、広くならないんだもん。
広い形の苦手意識が煮詰まって、ボッケリーニのメヌエットは、合格しないまま「一度離れる」という非常事態に。
・メヌエットから一度離れましょう★大人のチェロレッスン多分53回目
今回、初回のレッスンだったのですが、広い形で弾く「ミのフラット」の音を、
しっかり低めに(つまり指がもっとツラくなる)押さえると、いい「ミのフラット」が出るとアドバイス頂き、頑張るものの玄界灘。美味しい魚じゃなくて指がつれます。
落ち着け、落ち着くんだ櫻田。
ついつい深くなりがちな親指の位置とか、弦を真上から押さえられていないこととか、今までどうにか誤摩化していたけれど、こういうところで響いて来る。
・広い形に自分の不器用な生き様を見る★大人のチェロレッスン多分49回目
応用に行き詰まったときこそ、過去を、基本を見直さなければ!
そもそも、広げるべく伸ばした人差し指は真っすぐになるべきものの、なっていない。先生に肘のポジションやらいろいろ見て頂くものの、もう「私は手が小さいからそもそも広い形なんて無理ゲーできません」的な心のポジショニングが、身も心も固くしてしまう。
これだから大人はダメよねぇ・・・。
次回は、改めて広い形の指導をお願いしたいと思っています。
最後に、Rachel Xuさんの美しいお手本を。
ちなみに、1:39辺りが好きです。
2回目の盛り上がり部分の、最後、ここ。39小節目〜の、ここのピアノとチェロの響きがたまらん。
今まで「いい音だわ〜」とうっとりしていたのが、その音を(曲がりなりにも)自分が出していることが、単純に、とても嬉しい。
下手でも、何でも、自分が音楽を奏でる側になったことで、音楽の世界が、楽しみが、一気に広がりました(苦悩もw)。
歳とってからチェロ、なかなか楽しいですよ、あなたも一緒に始めましょう〜!