チェロを響かせることができない櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
・鈴木鎮一チェロ指導曲集3「7.メヌエット第3番/バッハ」
今日のレッスンで一番大切なことは、これだっ!
#先生直々に「倒置」した方がいいとリクエストがw
前半は元気よく実音を聞かせる感じで、後半は響きを聞かせる感じで。
そうなんです、この雰囲気の変化を、全く音に表現できていないのです。
言われることは分かる気がするのだが、それを音に変換できない自分に落ち込む。
響きって、交響曲の響か・・・響きって難しく、そして奥深いなぁ。
そろそろ、そういう音、出したい。
開こうという意識は感じられましたよ
前回のレッスンで、開いてないんだよ、ジョー!状態で散々注意されて、
・メヌエット第3番美しく澄んだ音★大人のチェロレッスン多分67回目
さらに、とにかく音階を正確に弾く練習をしたら、手は痛いわ苦しいわ、全然正確に弾けないわで悲しみに打ち拉がれたんですが、
上手には弾けないし、音は外れていたし「ちゃんと手の形を作って下さい!」と注意されましたが、
先生:中指と薬指を開こうと意識しているのは感じました。そして、意識することが一番大切なんですよ。
と言われてホッとしました。
先生も仰ってましたが、こういう痛みを伴う苦労をしないと、何度言われてもなかなか意識できないものなのかもしれません。
先生:大人になってこんな苦労を喜んでするって・・・出来た時の達成感が大きいんだと思いますが・・・皆さん相当マゾですよねwww
櫻田:爆笑wwwwそうそう、みんなマゾ、お金出して時間作って、先生に怒られて自分にイヤになって、でも頑張るwwww
はい、櫻田には25人くらいのマゾ友達(=大人チェロ会の皆さま)がいますが、会の名前を変えた方がいいですかね。
「大人マゾ会」
脱会者が増えそうなのでやめておきます。
なぜ音が震えてたか分かりますか?分かります←間違いだった
で、メヌエットNo.3を弾く訳ですが・・・終った瞬間に崩れ落ちる櫻田・・・
櫻田:音が震えまくっていました・・・わーん・・・
先生:なぜ音が震えてたか分かりますか?
櫻田:右手が・・どうのこうの・・・右手が・・どうのこうの。
先生:違います。
えー、音が震えるのって、右手のせいじゃないの?
先生:左手ちゃんとしっかり押さえてますか?
櫻田:押さえてます!ます、多分・・。
先生:僕がピチカートするんで、櫻田さん左手で弦を押さえて下さい。
まあ、お易い御用ですと左手だけ担当・・・ぎゃーーーっ・・・先生が鬼すごい力でピチカートをするので、弦が暴れて、それを泣きそうになりながら必死で押さえる櫻田。
痛い、つらい、まぢつらい、もうやめて・・・。
先生:つらいですか?
櫻田:はいつらいです!←大丈夫って言えよ、もっと頑張れよ
指の先には、いつもよりきっちりと赤いラインが入っていました。
わー今回のスパルタ特訓は何なんだよ、痛いよぉ・・・と、痛みの余韻を感じつつ、しっかり大げさなくらい押さえて一人で弾き直したら・・・
櫻田:あ、音が違う!
音が滑らかで美しい!震えてない!雑味が消えた!これだ!
これが響いている音だ!
そうか、まずは左手だったのか・・・。
毎回(苦しくて嫌な)スパルタ特訓の後は、必ずブレイクスルーがある。それも、ここぞという時だけという絶妙なさじ加減とタイミングが、先生素晴らしいです、ありがとうございます。
そしてこんなお言葉が!
はい、左手は一瞬たりとも気を抜いてはダメなのです!
教科書は落書きだらけだった櫻田ですが、えぇ、握力というか、指の力をアップしないとねぇ、という話から、筋トレの話へ。
で、意気揚々と弾いていたら、先生から新たな注意が。
先生:左手に気合いが入っているのは分かりますが・・・右手も同時に荒々しくなってますから注意して下さい。あくまでなめらかに。
orz….そうなんですよねぇ、どうしても左手と右手が連動してしまう・・・。
どうしても◯◯してしまう。
チェロブログを書いていて気付くのは「どうしても◯◯してしまう。」と、沢山書いていること。
どうしても左手と右手が連動してしまう。
どうしても中指と薬指がひっついてしまう。
どうしても移弦する時手首で移弦してしまう。
どうしても左手のCがつぶれてしまう。
どうしても・・・
でも、最初はそんなふうに「いやもう無理だってばさ。」と思っていたことも、2年経つとちょっとずつできていることもあることに気付く。
だから、チェロを始めたばかりの方に伝えたい。その「どうしても◯◯してしまう。」をすぐに直そうとしても難しいけれど、意識し続けさえすれば(時折忘れていても、素晴らしい先生や、考え抜いて作られた教本がどうにかしてくれてます)「いつの間にか◯◯しなくなっていた。」という日が必ず来ます!
だから、先生の言う通りにできない、むしろ何を言ってるのか良く分からない自分に、厳しくなったり嫌になったり焦ったりせず、とにかくチェロを楽しんで続けましょうよ!
と、誰かに言って欲しくて自分で言ってみました。
そして、常に、永遠に、新たな「どうしても◯◯してしまう」に苦しみ続ける・・・やっぱりマゾだわっ!