弦は真上から、指板にぶら下がるように押さえる・・・

右手の悩みが少し解決してちょっと上達すると、今度は左手のダメな点が気になってくる、というのを繰り返して、我々は上達スパイラルを上昇しているのだと信じたい櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!

信じる者は上達する!

そうなんですよ、弓の持ち方はね、ここ最近ずーっとボーイングばっかりしてて、結構分かって来た気がするんです。またお話しますけど。

(先生!もし読まれていたら、ここは読み飛ばして下さい。「じゃあ聴かせてもらいましょうか。」とか言わないで下さい。分かってません、気だけです。)

で、前回のレッスンで先生に指摘されたことは・・・。

先生:櫻田さん、弦ズレてるっ!引っ張ってるでしょ。

櫻田:えー引っ張ってないも・・・ん・・・引っ張ってるわ。すんまそん・・・。

弦をズラしてしまう原因

ということで、週末ボーイングと共に特訓。

で、櫻田なりに理解した、自分のダメなところ。

・やっぱり、指板、握ってる

普通の人が無意識にチェロの弦を押さえようとすると、やっぱり自然と「握って」しまうんですよ。完全ではなくても、どこかこの「握る」を引きずっていると思います。

そして・・・

人間って、今までの経験に基づいて身体を動かすわけですから、しょうがない。

さらに、最初はこんなんなってました。

 

で、これまでの42年の櫻田の歴史上、こういう動き↓した事ないわけですよ。

この「今までの長い経験があるから、新しいことがなかなか上書きされない」ことが、大人から始めることのネックだと思います。

・やっぱり、指板、握ってる

から、

腕や上半身の重みで上から押さえる

・指板にぶら下がってる感じ

こうならなあかん。

最初そういうこと言われて「はーーっ?」って思いませんでした?何それそんなことできないーって。

でも、二年もやってると、少しずつ意味が分かって来る・・・んですが、左手が忙しくなると、ついつい握ってるんだと思いました。

思ったところで、やっぱり握っちゃうんですけど。

指、暴れてませんか?

もちろん、直すべきことはこれだけじゃなくて、きちんと「真上に揃えて打ち下ろす」をできてるか?とか、

 

こう、待機してる指がバラバラにあっちこっち向いてると、横からとか方向性が付いてしまうし、移動距離が長いと、やはり手は直線的な構造はしていないので、方向性が付いてしまう。

で、力を入れれば入れるほど、その方向性に、ズレ、て行く。

パラドックスの解を探して・・・

いつもちゃぶ台返したくなるのは「弦はしっかり押さえなきゃいけないけど、しっかり押さえちゃいけない」という深いパラドックスで、その解を、自分なりに見つけていきたいと思っています。

そのうちビブラートも待ってることですしね。

身体全体で弾くということが、右手も左手も、最適解を見つけるヒントにはなりそうですが、やっぱり手先指先とか、変な所に「しっかり」力が入ってしまうんですよねぇ・・・。もし「力を入れている場所が分かる装置」があったら、先生と比べてみたい!

あぁ、タイムマシーンにお願いして5歳に戻ってチェロ始めたいけど、まあ、大人は大人で、あれこれ考えたり理屈こねたりできて楽しいし、チェロを肴に飲んだりできますから、ま、いっか♪

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