チェロに人生を捧げて来られた先生と、ちょろっと自己満足でチェロが弾ければいい、練習してる暇ないし(言い訳)、と思ったりする、大人になってからチェロを始めたチャライ生徒との深い溝が気になる櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
ほとんどの先生は音大を出ていらして、小さな頃から血の滲むような努力を重ねて来た方ばかり(だろう)。
きっと厳しい先生について、悔しかったら弾けるようになれ!的な喝を入れられたりして、必死で努力して来られたのだと思います。
そんな先生方にとって「練習はできるだけしないでうまくなりたい」みたいな生徒(櫻田とか)は、どれだけ「がっかり」なんだろう?教えていて辛くないのかな?
できればかっかりさせたくないな(なら練習しろ)と思って、質問してみました。
どんな時にがっかりしますか?
イケメン先生は大人の生徒さん多いし、大人になってからチェロを始める人の状況や気持ちを理解されているので、あまりがっかりされないようなんですが・・・
先生:うーん、前回のレッスンで指摘して練習して良い方向に向かっていたものが、次のレッスンですっかり「指摘する前の状態」に戻っていた時、かなぁ。
櫻田:あぁ・・・・・それ、絶対がっかりしますよね・・・すみませんごめんなさい!
練習できなかったとしてもそれはしょうがないので、そこはがっかりされないそうなんですが・・・指摘されたことをきちんと覚えてさえいれば、少しは変わっているはず・・・←思い当たることばかり
指摘してもらったことはきちんとメモしよう・・・読める字で。
#ダメな例
一方、指摘したことができるようになっていたり、アドバイス通り改善されているととても嬉しい、先生冥利だとのこと♪
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もう一つ、ちょっと意地悪な質問かなと思いつつ・・・
どんな時にイラっとしますか?
先生:いろいろな生徒さんがいろいろな目的でレッスンに来られますから、それを尊重しますので・・・
櫻田:いちいちイラっとしてたらやってられないですよね!
先生:強いて言えば・・・弾く前の言い訳は・・・
櫻田:ぎゃーーーーっ!←いつも言い訳を重ねてから弾き始める人
「先週は大人チェロ会の飲み会があって時間がなくて練習できなくて、あんまり上手くなってないんですけど・・・」
言い訳にすらなっていない・・・orz…..ごめんなさいすみません!
先生:忙しくて練習する時間がなかった・・・それはしょうがないことです。そういうことで怒ったり、イライラしたりしません。
ただ、そういうことは演奏を聴けば全て分かりますから、いちいち申告しなくていいんですよ。
櫻田:ぎゃーーーーっ!←いつも言い訳を重ねる人
「(途中で間違えて)練習の時には出来たんですよ、えーなんでだろう、できるはずなのに・・・」
それがお前の実力だ!もはや独り言だし・・・orz…..ごめんなさいすみません!
先生:そういうことで気持ちをあたふたさせるより、その時の自分のベストの演奏をしてくれれば、それでいいんですよ。
演奏を聴けば全て分かりますし、それをもとに指導しますから。
せ、先生、かっこいいー!
櫻田が「えーなんでだろう・・・」とかボヤいてると、テツandトモの「なんでだろー」とかするし、そういうところ好きだけど、やっぱかっこいいー!
で、言い訳やめよっと・・・・。
ちなみに、バッハ君の昔のバイオリンの先生は「おじいさんがおしゃべりだけして一度も弾かずに楽しそうに帰っていくのもOK」「忙しい社会人の方はレッスンが練習、家で練習してこなくてもOK」という方だったそう!
先生が厳しすぎてツライ・・・でもそれは自分がダメなせい・・・とご自身を責めて苦しくなったり、チェロが嫌いになってしまいそうな方!
世の中にはいろんな先生がいらっしゃいます、新しい先生を探しましょう!
相性ですから、相性!
先生もあなたも悪くないです、大丈夫!
罪悪感を持たずに、気持ちを切り替えて、チェロが好きなその気持ちを一緒に大切に育ててまいりましょ♪
上手く弾こうとしない
ちなみに最近「上手く弾こうとしない」ことを心がけています。
いや、上手く弾きたいんですけど、櫻田の場合、そういう気持ちが自分を焦らせ、肩を怒らせ、弓を握らせてしまうので・・・
プレゼンとか人前で話すのも「完璧なプレゼンしよう」「いいとこ見せてやろう」とか思うから、緊張して声が上ずって、言うこと忘れたり話すのが早くなっちゃったりして、反対にカッコ悪いとこ見せちゃうわけじゃないですか。
リラックスしているけど、集中している・・・そんな座禅の心境、マインドフルネスな気持ちでチェロを弾きたいと思っています。
そんな境地に至った経緯:テンポの悪さが一発で直る直し方〜白いこずえと黒いこずえ〜
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ということで、ドッツゥアウアー#2のスタッカートの件、記事書きかけなのでまた更新します!
珍しく、3週連続レッスンだったので、レポが追いつかない・・。