「もしも荒井結さんのようなビブラートがかけられたなら」と歌いたい、櫻田こずえです、皆さまごきげんよう!
もはや原型をとどめていませんが「もしもピアノが弾けたなら」のパクリです、アラフォー以上限定ネタですね。
ま、ビブラートかけたことないので「もしもビブラートがかけられたなら」状態なんですけどね。
荒井 結チェロ・リサイタル「心に届く音」レポ
前置きが長過ぎましたが、5月25日土曜日、真夏のような暑さ&トランプ大統領来日で警備バリバリの中、虎ノ門のJTアートホールアフィニスで行われた、荒井結さんのチェロ・リサイタルへ行って参りました。
チケットは完売!東京でのソロリサイタルは初めて、とは信じられない人気ですね♪
実行委員の皆様の尽力あってこそだと思いますが、ほんと素晴らしい!
受付や会場で、テキパキと仕事をこなされる、黒ずくめの実行委員会の皆さま、かっこよかったです〜!
東京チェロアンサンブルのメンバーが!
直前まで用事があったので、開演ギリギリに会場に駆け込んで後ろの方に座ると・・・
なんと、最後尾に東京チェロアンサンブルのメンバーが並んで座っているではありませんか!
まず目に入ったのは、櫻田の大好きな三宅さん!
なんか、顔からオーラが出てました。お綺麗だったなあぁ。
横にはみんなの人気者、宮田大さん。
あんまりジロジロ見るのは申し訳ないと、他の方は確認できませんでしたが、4,5人でいらしていたかと思います。
こうやって、メンバーの公演に駆けつけるなんて、本当に仲が良いんですね♪
メンバー同士の仲の良さに嬉しくなるって、もう、アイドルファンみたいです(笑)
リサイタル前半1:音が心に届きました
そう、結さんのチェロは「心に届く」んです。
・シューマン:アダージョとアレグロ 作品7
・ブルッフ:コル・ニドライ
・カサド:無伴奏チェロ組曲
大人チェロ会メンバー、感じどころは皆それぞれでしたが、初めて結さんのチェロを聴いた、というメンバーは、最初の曲でいきなり涙がつーっと出てしまった!と、後でお話しされていました。
いい音楽って、素晴らしい音って、心にダイレクトに届くんですよね。
理由は不明ですが、櫻田は結さんのビブラートがとにかく好きで、なんか周波数に魔法でもかけてるんじゃないかと思うくらい。
一曲目のシューマンだったと思うんですが、長く心を揺らすビブラートの後に、低い低音がガツン来るところがあって、そこにやられて、心が震えて、身もだえしてました、もじもじ。
クリアな喜びや悲しみの音より、惑うような切なさや淋しさ的な音に、グッと来まくってました。
リサイタル前半2:テクニックに驚愕
そして、カサドの無伴奏のテクニックに、チェロを学ぶ我々は目と耳を奪われたというか、疑いました。
無伴奏で、チェロ一本で弾いているのに、旋律と伴奏?が聴こえてくるーー!二本で弾いてるみたい!
それも、旋律は途切れていないのに、伴奏の音はどんどん切り替わる・・・どうなってるんじゃー!
#他の方の映像ですみません、8分30秒過ぎくらいからだと思います。
1つの弦で旋律を弾き、隣の弦で伴奏をしてるんですね・・・なぜ旋律の音はあれほどまでにブレないんだ!?
チェロに、音楽に詳しい方には当たり前のテクニックなのかもしれませんが、櫻田は口あんぐりでした。
そして、スペイン独特の情緒っていうんでしょうか、結さんのチェロからムンムンと漂ってくる哀愁感にすっかり引き込まれました。
無伴奏の時の、観客の集中力、引き込まれ具合は半端なかったと記憶しています。
休憩中は・・・大人チェロ会メンバー6人でおしゃべり!
実は、運営メンバーの方の親族の方が、大人チェロ会の会員でいらっしゃて!、当日は近畿からいらしていて、お会いすることができました。
東北からいらしていた方もお二方いらっしゃって・・・魅力的な音楽は、人を集めるんですね!
おかげさまで日頃は会えないメンバーとお会いすることができて、とても楽しかったです!
目印はいつもこれ。
あ、席の隣の方(知らない方)とちょっとお喋りしたんですが「東京チェロアンサンブルの時もこのうちわ持ってる方いましたよ。」って言われました(笑)
リサイタル後半:シュトラウス中に地震が!
・シュトラウス:チェロ・ソナタ へ長調 作品6
休憩時間も終わり、シュトラウスのチェロソナタが始まります。
ソナタ形式の第一楽章、伸びやかに響き渡る明るく大きな音が印象的でしたが、第二楽章では、ピアニッシモシモシモシモー!くらいの小さく繊細な響きが。自分が弾いたら間違いなくかすれまくりだな、とか、勝手なことを考えつつうっとりしていたら・
グラッ ザワッ グラグラグラーーッ
千葉県で震度5程度の地震が!!
会場はざわつき、結さんも会場内を確認するように目をやっていましたが・・・身体も手も動きを止めることはなく、演奏は滞りなく、途切れることなく続き、ざわついていた観客も、再び結さんのチェロの調べに引き込まれて行って、何事もなかったように第三楽章へ。
よく分からんけど、プロすげーーー!
と思った一幕でした。
第三楽章では、子供のような快活さで、ハイポジを走り回る結さんに、心ときめきつつフィナーレ。
鳴り止まない拍手 アンコール・MC
・ドボルザーク 森の静けさ
拍手喝采、鳴り止まない拍手の中でアンコールを演奏され、順はにかむような短いMCも。
「ここに全ての方をあげることはできないけれど・・・」と、実行員会の方を始めとして、たくさんの方への感謝の気持ちをずっと表現されていました。
ファン自らがリサイタルを主催し、そして満席にしてしまう・・・愛され過ぎるチェリストの、その魅力的な演奏とお人柄を、存分に堪能させていただきました。
ちなみに、東北のメンバーが「圧巻の演奏!東北でも聴きたいですね!なんとかできないかな?」なんておっしゃってました!
リサイタルの後は・・・大人チェロ会メンバーで乾杯〜☆
東北にお住まいだけれど、もう、何度もお会いしているのでご近所さんな気分がしてしまう方、
さらによくお会いしているので、元同僚だっけ?って気分になる方、
最近大人チェロ会に入られた初めましてなんだけど、帰り道もやたら話が盛りあがった方、
+櫻田での女子会となりました!
土曜日の虎ノ門はタリーズすらお休みでしたが、見つけてくださったオシャレなお店で、チェロ談義。
楽しい時間をありがとうございました☆
お教室、先生選びは、ほんと、大変だよねぇ・・・やっぱり相性!受けてみないと分からない!なんて話で盛り上がりつつお開きとなりました。
ありがとうございました!
こんな素晴らしい機会をくださった実行委員会の皆様に、改めて感謝いたします。
リサイタルの大成功、おめでとうございます!
そして、お疲れ様でした〜♪
サイトには、早速レポートが上がっています!
心身ともにお疲れだと思いますが、すごい!
・荒井 結チェロ・リサイタル実行委員会のオフィシャルサイト
リハーサル時の写真、コンサートホールの写真など、画像もたくさんアップされているので、ぜひ覗かれてみてくださいね!